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やっと一段落着きました。
申告は最終日である月曜にまわさざるを得ませんが、取敢えずひと安心!
今回は、数字を集計するのに手間取ったのではなく、他の事で苦戦を強い
られてしまいました。

実は、特例として、
「 平成13年11月30日から平成14年12月31日までに購入した上場株式等
は、平成17・18・19年の3年間に譲渡する場合、選択により購入価額が
1,000万円までの部分に対する譲渡益については非課税となります。」
というのがあるのです。
通常こんなの、そう役に立つ訳が無いので、余り気にしていなかったので
すが、去年はその、平成14年に 15000円近辺で買った任天堂株を 6万
円台の半ばで処分しているんです。

たった200株なのですが、馬鹿上がりしたため、その利益だけで一千万円。
この部分の納税額って 100万円ですよね?

で、当然にその非課税措置を受けるには、証拠が要る訳ですが、その時に
通常証拠となるべき 「 取引報告書の写し等 」 ってのが、完璧に行方不明。
・・・ ちゅうか、部屋の整理能力が、天蓬元帥とのだめを足して2で割らない
水準のわたしには、失ったとかどうとかでなく、6年も前の取引報告書なん
て、出て来ない方が当たり前ですっての!( (ノ_-;)ハア… )

もう絶望的になってもいましたし、最近心臓の方の欠陥も症状を強めてい
ることを考え合わせても、探さない方が良いのでは?と思いました。
まぁ確かに、現実に利益が有った訳ですから、その10%に当たる税金も
払おうと思えば払える訳ですし ・・・。
( いや、実際には途中まで自分が特例に該当していることを知らなかった
ので、税金分のお金は用意していました^^ )

でもねぇ ・・・。一枚百万円の葉書をあっさり諦められるほど、達観してなど
いません。わたしは!
もう、文字通りの家捜しってヤツです。
腎機能と肝機能に障害を持って、心臓に来てる人間のして良いことではな
いのだろうなぁ ・・・ は、誰に言われるまでも無い、自分で思ったんですが。

これってもう、百万円か命かってことですよね?
はい。その場合は百万円です!( きっぱり!)
眉を顰める人もいるかも知れないけれど、「 金か命か 」 という問い方を
するから、うっかり命と答える者が出る訳で、「 金と命とどちらが先に尽き
るのが良いか?」 と言い方を変えれば、やっぱり、金のある内に命が尽き
ることを望むのが普通でしょう?
逆をやる事を、「 野垂れ死に 」 っていうんですし。

・・・ っていうか、昔、僅か千円以下の診察料のことで、親から死ねと強く
詰られた思い出とかがあって、今でも 百万円は見捨てられないというのが
本音なんですけどね。

結局、3日ほど徹夜同然の状態で家中ひっくり返し、やっと掘り当てました。
その間にヒステリーを起こし、PCに憂さ晴らしをしていた時の文章、一応、
仕事を終えてから仕上げて、此処に上げています。
ま、因果な性分ですよね。

・・・ という訳で、あと、2・3日寝込みます。
おやすみなさいっ!!


クリックして下さい。少し大きくなります♪
( 単なるアクセントです。文の内容と関連しません。)


追伸 :

悪戯書きのメニューをやっと、テーブルにしました。
当初数が少なかったので、羅列で良いかなと思ったのですが、最近は
そうも言っていられなくなりましたので。

ただ、今でもノートパッドを使って手書きしていますので、流石に 「 表 」
はちょっと苦しいです。
ソース中にコメントを入れるなどして、ある程度、見て分かるようにはして
書いていますが、やはり大半その場での記憶という感じで ・・・。
まぁ、ちょっとしんどいですが、出来上がると無駄なタグを入れない分、
ホームページビルダーのような、自動タグ発生プログラムを使用するより、
遥かに軽いものに仕上がるので止められません ・・・。(^_^;)

もし、リンクしない箇所が有りましたら、御一報下さい。
宜しくお願いします。
 
 
 
 
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相変わらず、最遊記のエッセイが書けなくなっています。
http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/486/
他所のサイトに置いてある物と、余りにも掻き離れているのが気になり出し
たからですが、合わせようにも、他の方が、「 愛情 」 と呼んでいるものが
単なる残虐行為とか、暴行にしか感じられず、ああいう風には書けないと
思うんですよね。
今時、そういうのは幼稚だとしか言われないのだろうな、と思いつつ、結局
原作に描かれている程度の仄めかしとか、友情程度にしか反応出来ない
性質(たち)なんです。
結果、検索サイトから来られた方には、随分場違いなものを見せて、苛付
かせているのだろうな、と思うと書けなくなってしまいました。
なにせ、「 友情 」 とか、「 思い遣って ・・・ 」 とか、平気で書いていました
から。
今時のお姉さんに、そんな概念など、もう無いのでしょうに ・・・ ね!


■■□―――――――――――――――――――□■■


2月20日に配達された 「 朗読 宮沢賢治名作選集 」 を週末にやっと聞け
ました。
このCDは注文した時に、ちょっとおかしなことになったので、受け取った
今も、みんなと同じものを持っているのかどうか、自分でも分からないで
いるのですが、そのお話を ・・・。

年明けて直ぐに来たダイレクトメールの誘いに応じて、予約を入れておい
たのですが、その後、ネット上で次のような記事を見掛けていたんです。

   ↓   ↓   ↓

朗読 宮沢賢治名作選集の仕様が変更されました

2008年2月21日発売予定の朗読 宮沢賢治名作選集の仕様が変更され
ました。

【 変更前 】
ディスク仕様 : 1枚組
価格 : 税込 2500円
収録構成:ディスク1 : 79分
「 どんぐりと山ねこ 」 「 よだかの星 」 「 注文の多い料理店 」
特典等 : なし

【 変更後 】
ディスク仕様 : 2枚組 ( ノーカット収録に変更 ) 
価格 : 税込 3500円
収録構成 : disc1 : 30分予定、disc2 : 70分予定
disc1 : 「 どんぐりと山ねこ 」 石田彰
disc2 : 「 よだかの星 」 小野大輔 
「 注文の多い料理店 」 森川智之 
ボーナストラック
<特典>
ブックレット内に出演声優3名のスペシャルメッセージ掲載
ボーナストラック : 小野大輔さん、森川智之さんの感想


でもまぁ、予約したとは言え、支払いはカードだし、こちらから何もすること
なんか無いだろう。
自動的に変更後の版が届いて、請求金額が 3500円になるだけよね?
・・・ そう思って、放り出しておいたら、元の一枚で 2500円の品物が届い
て来てしまいました。
え?!こういう時って、何かしないといけない訳?
それとも、二枚組になるっていう話が、もう一度潰れて、元に戻ったの?
不思議に思ったのですが、どうするのが正解だったのか未だに知りません。

一応、これまで豪華版と廉価版の二種類がある時は、豪華版の方を選ん
でいたんですけれどね。
大は小を兼ねるって言うか、高い方を買っておけば、廉価版に入っている
ものは全部入っているんだろうから、それで良いだろう ・・・ みたいな!
( ↑ 一通り入ってりゃ、満足らしい^^ )

でも、仕様変更っていうのは初めてで、どうなんでしょうね、こういう場合は。
どんぐりと山ねこに関して言うなら、変更後は 30分になる予定らしかった
ので、受け取ったディスクでの時間が、26分15秒だから、3分ちょい短い
ということでしょうか?
でも、一郎が山猫に会いに行くまでの道程は、かなり冗長に描かれていま
すから、この辺りに更に冗長なエピソードでも挟まっていたのなら、寧ろ、
聞き易くなっているのではなかろうか? ・・・ とも思えます。


そうそう ・・・ 経緯ばかり書きましたが、内容は割りと良かったですよ!
書き手が宮沢賢治ですから、「 別当 」 とか 「 尋常 」 ( 小学校 ) とか、
古い言葉も出てきますけど。

朗読は吹き替えと違って、一人で沢山の人を演じますが、森川さんの場合、
どの森川さんだ?と言うより、森川さんなのか?みたいな声も混ざります。
そう言えば、この人にはこれまでも、フリートークで時々、何処のおっさんが
参加してるんだ?と思うことがありました。
つまり、普通に喋れば、つくづく普通の人なんですね^^

石田さんについては、ナレーションが八戒、一郎が綾瀬、山猫が年寄り臭
い喋り方ではあるものの音程で言うなら麒麟のユダ ・・・ ってな所です。
ガヤガヤしているシーンに、段くんみたいな声も混ざります。
段くん ・・・ 最初に見た時には、こんな声のキャラも居て良いんだろうけど、
何でわざわざ石田さんに演らせるんだ?って思いましたが、元々声色を
変える時に使っていたキャラだったのかな、と改めて納得した次第。
( だからって一種類しか演らない時に何故あの声? ・・・ とは今でも思う。)

こちらにも、収録の感想が入っていましたが、やはり、森川智之さんと、
小野大輔さんだけです。
約一名、先に帰ってしまわれたということでしょうか?

ま、普通に聞いている限り、別に二枚組でなくても、これで充分のような
気がします。
因みにこれまで、豪華版にして良かった!と一番思えたのは、「 王の男 」。
( 感想は http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/487/ に載せています。)
付録が全部作品に関するもので、非常に楽しめました。
逆に、幾ら何でもこれは要らんやろ?と思えたのは、「 セイント・ビースト
光陰叙事詩天使譚 」 のDVD。
「 限定版 」 と呼ばれる上位版との差が、全部グッズ!
キャラクターのコースターをやたら割高に購入しているって気分でした。
 ̄(=∵=) ̄


朗読 宮沢賢治名作選集~「注文の多い料理店」「よだかの星」「どんぐりと山ねこ」~  王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産)

朗読 宮沢賢治名作選集    王の男 コレクターズ・エディション
  
 
 
 
過去記事 「 馬鹿と知りつつ ・・・。( OVA 最遊記 RELOAD 〜 burial ) 」
http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/480/


既に御承知のこととは思いますが、OVA 最遊記 RELOAD 〜 burial
第参巻 ~ 悟浄&八戒の章 ~ の発売日が、再度延期になったのを、
訂正していませんでした。

Special Edition  2008年 3月28日発売
Standard Edition 2008年 5月23日発売 ( 変更無し )

・・・ だそうです。


クリックして下さい。少し大きくなります♪ クリックして下さい。少し大きくなります♪


OVA告知用特設サイトへのリンクは、右サイドカラムの下の方に貼って
おきました。チンゲンツァイ・シスターズ・ライブの動画の下です。

・・・ にしても、原作は休載の嵐だし、OVAは延期だらけって ・・・!!
はあ~~、馬鹿だ馬鹿だとは思ってましたけど、まさか此処まで馬鹿だ
ったとは! ( 「 販売元が 」 ですよ! ・・・ 勿論!)


OVA「最遊記RELOAD-burial-」第参巻~悟浄&八戒の章~
OVA「最遊記RELOAD-burial-
第参巻~悟浄&八戒の章~

 
 
 
 
王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産)
王の男
コレクターズ・エディション



王の男 ■ (2006)
THE KING AND THE CLOWN ← え?道化?

メディア   映画
上映時間  122分
製作国   韓国
公開情報  劇場公開 (角川ヘラルド映画=CJ Entertainment)
初公開年月 2006/12/09
ジャンル   ドラマ/歴史劇/サスペンス

【クレジット】

監督:      イ・ジュンイク
製作総指揮: キム・インス
原作:      キム・テウン (演劇『爾』)
脚本:      チェ・ソクファン
撮影:      チ・ギルン
衣装:      シム・ヒョンソップ
音楽:      イ・ビョンウ
アートディレクター: カン・スンヨン

出演: カム・ウソン チャンセン
     イ・ジュンギ コンギル
     チョン・ジニョン ヨンサングン(燕山君)
     カン・ソンヨン ノクス
     チャン・ハンソン チョソン
     ユ・ヘジン ユッカプ
     チョン・ソギョン チルトゥク
     イ・スンフン パルボク

一応此処は最遊記について書いているブログですので、付け足しを ・・・。
日本語吹き替は、チャンセンが焔、コンギルが八戒、ヨンサングンが雀呂
という取り合わせでした♪ ( ← どういう説明だよ、それ? )


■■□―――――――――――――――――――□■■


この作品も先日書いた、アマゾンからのメールや買い物時の画面に出る
お勧め品の一つであったものです。
PCがキーワードを使って抽出しているだけなんだろう、と分かってはいる
のですが、「 サウンドシアター あらしのよるに 」 で、、その推薦のソフトが
割りに好みに合うのが分かって、また買ってしまいました。

実は人生でほぼ最初 ( 子供時代に知らぬうちに見ていなければ ) に見た、
韓国映画です。
これまで意識的に避けていたんですけどねぇ ・・・。
ま、その理由が男性が日本人と同じように恐ろし気だから、というもので
あったのですが、この作品に関しては、言葉で説明する代わりに卓袱台を
ひっくり返したり、蹴飛ばして躾だと嘯く男性は出て来ませんでした。
( ほっ!)


( この先、ネタバレし捲くっています。御注意を!)


「 王の男 」 という訳が分からんような、分かり過ぎてちょっと怖いような、
タイトルなんですが、意外にも中身は痛いくらいの純愛でした。
( つか、文字通り痛そうでした ・・・。(x_x) )

この映画、本当は、朝鮮王朝史上最悪の暴君といわれる王・燕山君 ( ヨン
サングン ) の幾つかの良く知られたエピソードと最後のクーデターの部分
を、王が重用した大道芸人の目を通して描いている ・・・ といった意味合い
らしいのですが、朝鮮の歴史など殆ど知らないわたしには、そこのところ
を汲み取れる訳がありません。( 同じ狂王でも、まだ、カリギュラだったら
多少は馴染みがあるんですが ・・・。)
そこで、歴史的背景抜きに、この作品から得られる情報だけを以って、解釈
することになってしまったのですが、それはそれで人間ドラマとしては楽し
めたと思います。
趣旨を外して、宮廷の話でも歴史の一幕でもなくなり、大道芸人の心情を
描いたドラマとして眺めていただけだと思うのですが、それもアリですよね?


さて、映画の内容ですが、何処かで 「 覇王別姫 」 に似た話だと書かれて
いたので、そうなのかなと思って観てみると、やはり、全然別物という印象
でした。
「 覇王別姫 」 に登場するのは、仮にも京劇役者という世間にも認められた
職業を持つ人物ですが、「 王の男 」 の方は、クァンデと呼ばれる、芸を
見せては小銭を恵んで貰う、賤民の大道芸人の男性二人が主人公。
「 覇王別姫 」 と違って、相思相愛 ( 但し、精神的に!) で絆の強い二人
ですが、その強味があってもなお、身分の低さ故に彼らを取り巻く状況は
過酷です。京劇役者と違って、端から人権もクソも持ってはいません。

貴族の前でも披露できる綱渡り等の芸も持つが、専ら大衆を相手に下卑た
出し物を見せて流れ歩くといった生活振り。
ヒロイン(?)のコンギルは、実力を持った芸人であり、曲芸から下ネタ中心
の仮面劇までを堂々とやってのけ、ただ綺麗なばかりのお人形さんという
訳ではありません。
それでも、旅芸人という立場であれば、本人に申し込みすら無いまま、親方
に話を通しただけで、売春を強要されるのが当たり前という時代背景で
あったようで、コンギルも男娼として望まれることを耐え忍びながら暮らし
ています。

奉公時代、芸人時代とずっと寄り添うようにして生きて来た相棒のチャンセン
は、そんなコンギルをずっと見守っているのですが、ある日遂に、コンギル
を連れて親方の元から逃げ出してしまいました。

二人は漢陽 ( 当時の朝鮮の都、現在のソウル ) の街で暴君・燕山君を
風刺し、処刑されそうになるのですが、チャンセンが王を笑わせられたら
罪を免ぜられるべきであると言い立てたことで、逆にチャンスを掴みます。

追い詰められると肝の据わるコンギルの好演のお陰で、ついに王を笑わせ
ることに成功した二人は、王宮付きの芸人として召し抱えられることとなり
ました。
しかしそこでまたしても、コンギルが王に気に入られてしまい、毎夜お呼び
が掛かるようになって、チャンセンは、苛立ちながらコンギルの帰りを待つ
羽目に ・・・。
しかも今回に限っては、幼年期にトラウマを持つ燕山君が、コンギルに心
の安らぎを求めただけ ・・・ といった内容であったらしく、生来気の優しい
コンギルは、王に涙まで見せられて同情を寄せてしまい、以前のように
チャンセンに従って逃げようとしません。
( もうそれ、優しいというより、お目出度いって水準でしょう?じれったい!)

そうこうするうちに、二人は次第に宮廷の陰謀に巻き込まれてゆき、やがて
悲劇の結末が忍び寄って来る ・・・。

・・・ と、こんな映画です。


中々面白いんですよ?
京劇とか歌舞伎のようにお化粧したら女性 ・・・ というのでなく、普通にし
ていても充分に美女として暮らしているコンギルですが、この人、性格に
幾つかの大きなギャップを持っています。
普段、じれったいほど大人しくて、アニメ版 Night Head で、お兄ちゃんに
隠れるようにして行動する、泣き虫弟みたいな感じ ( また、そういう喩えを
するっ!) なんですが、芸をさせれば途端に活き活きして、人が変わった
ように大胆になり、難易度の高い曲芸も見事にこなしてしまいます。
そうでない時の、普段の大人しい方のコンギルにも、その中にまた二面性
が存在し、譲れないところには非常に頑固。
この人の場合、その頑固の部分が、少しも自己防衛に対して働かず、常に
優しさを押し通そうとすることに働いてしまうところが悲劇を招き易くて、困り
ものなんですが。

一方、コンギルに比べてちょっとむさ苦しいチャンセンですが、これがまた
良い男なんです。
全員にと言う訳にはゆきませんが、コンギルにはとことん優しい人で、どん
なに怒っていようと徹底して非暴力主義みたいです。
コンギルが動かなくなると、隣に座って 「 一緒に死ぬ 」 と言うだけ。
剣を振り上げられて襲われても、手で刀身を握って止めるだけ。
もう愛想を尽かして、独りで不貞腐れていても、コンギルが危ないと知ると、
全速力で駆け付けて来て助けてくれる ・・・。

そして最後の方に、コンギルの懺悔のようなシーンがあるのですが、この
チャンセンの優しさって、コンギルが正しいことをしている時だけのものでは
なかったことが、視聴者に知らされます。
子供時代らしいのですが、コンギルに悪事を働いた経験があるんです。
その時にも、チャンセンがコンギルを庇っていたことが明かされます。
要するに、チャンセンという人は、良かろうと悪かろうとコンギルが好きで
堪らない人だったのでしょう。

何と無く、このエピソードが出てきた途端に、チャンセンが一層良い男に
見えてしまいました。
何故だかは分かりませんが、綺麗綺麗だけじゃない話の方が魅力的だと
感じるのでしょうか。


ただ ・・・。
この物語、一見、何時もチャンセンがコンギルを庇っているように見えるの
ですが、よくよく考えてみると、そんな危険な立場に陥る切っ掛けを作るの
は常にチャンセンの方なんですよね?
やばそうな芝居を思い付いたのも、王を徹底的に怒らせたのも、更に挑発
して、取り返しの付かない事態にまで持ち込んだのもチャンセンなんです。
だから、コンギルは険しい状況の中でずっとチャンセンに庇われているよう
でいて、実はこの人が居なければ、幾らでも楽に生きられたのも確かです。
ま、人の言いなりになって、身体を売って ・・・ ではあったでしょうが。

それを、遠慮無く危険に晒しているのも、またチャンセンだと言えます。
そう言えば、曲芸の相手をさせる時にも、チャンセンはコンギルを相棒と
呼び、決して危険から遠ざけようとはしていませんでした。

男女の恋愛と違って、心の何処かに男同士として、危険は共に好んでいる
筈だとか、芸人としての意地はコイツも見せたいに違いないと信じている
とか、そういう信頼感を抱いているのかも知れませんね。

物語は悲劇に終わりますが、チャンセンは最後まで、そういう信頼感を持ち
続けていたようで、どう考えても良いことが起きる筈の無い綱の上にコンギル
を誘います。( その場で呼び寄せたという意味でなく、結果としてそうなる
ことを仕出かした挙句、上ってくるコンギルをも拒まなかった ・・・ の意。)
それでも、コンギルが仕合せに感じられる筈だ、という点に確信を持って
いたということなのでしょう。

分かり難い言い回しをしていますが、通常、例えば男性が女性を庇ってドア
を開けてやるという動作をする場合、その男性は同時に女性に対して、ドア
も開けられない動物と見做してもいる訳です。
コンギルとは男性同士であるチャンセンは、それとは全く逆に、そういう侮蔑
が無く、自らが持つ芸人としての自由闊達な心意気をコンギルも当然に
持ち合わせている筈だという信頼を寄せていたのでは?と思いました。
王もまた、遅れ馳せながらやっとコンギルがそういう男だと得心して、放して
やったということかも知れません。

結末が分かり辛いと言われているようですが、わたしは一応、そういうこと
だと解釈して観てしまいました。

そうは間違っていない、と思いませんか?



( ↓  ↓  ↓  ちょっと悪いことをしています。御内聞に ・・・! )


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漢陽に上京した頃の二人。
結局、この物語の中で一番幸せなひと時だった。


クリックして下さい。少し大きくなります♪

燕山君のお相手をするコンギル。
夜伽ならぬ、夜に御伽噺を語ってたりして ・・・。( ← マジです!)
 
 
 
 



更新が遅くなっていますね。
元々、しょーもない事を書いているので、そんなのどうでもよいような気も
するのですが、定期的に覗きに来て下さっている方々がいらっしゃるのを
承知しているのも確かでして ・・・。

最初、自分でも好きなテーマだったので始めた最遊記でしたが、余りにも
他所と掻き離れていても ・・・ と思い、参考までにと、他のサイトを眺めに
いった際、同じ最遊記が、人格そのものとか人間の尊厳自体を否定する
話の元ネタになっているのに驚きました。

原作が人を思い遣る優しい話であるだけに、同じものが人の尊厳否定に
直結するとは、わたしには非常に意外だったのですが。
( その人風に言うなら 「 以外 」 ・・・ かなぁ。溜息! )
ちょっと滅入り気味で、このままの気分で書き続けると暗くなりそうですの
で、気分が変わるまで暫くの間、小休止ということにします。

確かに、そういうものを書く人風に言うと、「 腹癒せ紛れ 」 ですはなぁ。
腹癒せを紛らわせたりしたら、もう一度腹立ちに戻っちゃいそうですが、強
姦・輪姦さえ描けておれば、そんなのはどうでも良いんでしょうねぇ、そう
いう人には?( やっぱ、溜息! )

後日その話に多少触れることもあるかと思いますが、その場合それは
エッセイといった直接自身の感想を載せるものではなく、何かの話
なると思います。( ← おんなじだっての!)
何と言っても、個々人の捉え方の問題ですからね。「 芝生の緑を見ても
セックスを想像する人 」 も文字通り居られるんですねぇ ・・・ と感心する
に止(とど)めるしかないということなのでしょう。
 
 
 
 
新着情報
( このブログ以外の場所に置いており、下欄の 「 最新記事 」 に載らない内容です )

「生存者」 ~ 蛙灰皿秘話 ~
 2008/11/11

「憐情」
 2008/10/16

「行くな!」君去りし後裏返し編
 2008/09/21

「風車」
 2008/09/04

「贈物」
 2008/08/27


 ご訪問ありがとうございます。


 ここには、最遊記についての

 エッセイ、その他の雑文を

 置いて居ります。

 ブログには不向きなのですが

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 多少、纏まった記事として

 御覧戴けるかと思います。

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 (。・・。)(。. .。)ウン
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