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王の男 コレクターズ・エディション (初回限定生産)
王の男
コレクターズ・エディション



王の男 ■ (2006)
THE KING AND THE CLOWN ← え?道化?

メディア   映画
上映時間  122分
製作国   韓国
公開情報  劇場公開 (角川ヘラルド映画=CJ Entertainment)
初公開年月 2006/12/09
ジャンル   ドラマ/歴史劇/サスペンス

【クレジット】

監督:      イ・ジュンイク
製作総指揮: キム・インス
原作:      キム・テウン (演劇『爾』)
脚本:      チェ・ソクファン
撮影:      チ・ギルン
衣装:      シム・ヒョンソップ
音楽:      イ・ビョンウ
アートディレクター: カン・スンヨン

出演: カム・ウソン チャンセン
     イ・ジュンギ コンギル
     チョン・ジニョン ヨンサングン(燕山君)
     カン・ソンヨン ノクス
     チャン・ハンソン チョソン
     ユ・ヘジン ユッカプ
     チョン・ソギョン チルトゥク
     イ・スンフン パルボク

一応此処は最遊記について書いているブログですので、付け足しを ・・・。
日本語吹き替は、チャンセンが焔、コンギルが八戒、ヨンサングンが雀呂
という取り合わせでした♪ ( ← どういう説明だよ、それ? )


■■□―――――――――――――――――――□■■


この作品も先日書いた、アマゾンからのメールや買い物時の画面に出る
お勧め品の一つであったものです。
PCがキーワードを使って抽出しているだけなんだろう、と分かってはいる
のですが、「 サウンドシアター あらしのよるに 」 で、、その推薦のソフトが
割りに好みに合うのが分かって、また買ってしまいました。

実は人生でほぼ最初 ( 子供時代に知らぬうちに見ていなければ ) に見た、
韓国映画です。
これまで意識的に避けていたんですけどねぇ ・・・。
ま、その理由が男性が日本人と同じように恐ろし気だから、というもので
あったのですが、この作品に関しては、言葉で説明する代わりに卓袱台を
ひっくり返したり、蹴飛ばして躾だと嘯く男性は出て来ませんでした。
( ほっ!)


( この先、ネタバレし捲くっています。御注意を!)


「 王の男 」 という訳が分からんような、分かり過ぎてちょっと怖いような、
タイトルなんですが、意外にも中身は痛いくらいの純愛でした。
( つか、文字通り痛そうでした ・・・。(x_x) )

この映画、本当は、朝鮮王朝史上最悪の暴君といわれる王・燕山君 ( ヨン
サングン ) の幾つかの良く知られたエピソードと最後のクーデターの部分
を、王が重用した大道芸人の目を通して描いている ・・・ といった意味合い
らしいのですが、朝鮮の歴史など殆ど知らないわたしには、そこのところ
を汲み取れる訳がありません。( 同じ狂王でも、まだ、カリギュラだったら
多少は馴染みがあるんですが ・・・。)
そこで、歴史的背景抜きに、この作品から得られる情報だけを以って、解釈
することになってしまったのですが、それはそれで人間ドラマとしては楽し
めたと思います。
趣旨を外して、宮廷の話でも歴史の一幕でもなくなり、大道芸人の心情を
描いたドラマとして眺めていただけだと思うのですが、それもアリですよね?


さて、映画の内容ですが、何処かで 「 覇王別姫 」 に似た話だと書かれて
いたので、そうなのかなと思って観てみると、やはり、全然別物という印象
でした。
「 覇王別姫 」 に登場するのは、仮にも京劇役者という世間にも認められた
職業を持つ人物ですが、「 王の男 」 の方は、クァンデと呼ばれる、芸を
見せては小銭を恵んで貰う、賤民の大道芸人の男性二人が主人公。
「 覇王別姫 」 と違って、相思相愛 ( 但し、精神的に!) で絆の強い二人
ですが、その強味があってもなお、身分の低さ故に彼らを取り巻く状況は
過酷です。京劇役者と違って、端から人権もクソも持ってはいません。

貴族の前でも披露できる綱渡り等の芸も持つが、専ら大衆を相手に下卑た
出し物を見せて流れ歩くといった生活振り。
ヒロイン(?)のコンギルは、実力を持った芸人であり、曲芸から下ネタ中心
の仮面劇までを堂々とやってのけ、ただ綺麗なばかりのお人形さんという
訳ではありません。
それでも、旅芸人という立場であれば、本人に申し込みすら無いまま、親方
に話を通しただけで、売春を強要されるのが当たり前という時代背景で
あったようで、コンギルも男娼として望まれることを耐え忍びながら暮らし
ています。

奉公時代、芸人時代とずっと寄り添うようにして生きて来た相棒のチャンセン
は、そんなコンギルをずっと見守っているのですが、ある日遂に、コンギル
を連れて親方の元から逃げ出してしまいました。

二人は漢陽 ( 当時の朝鮮の都、現在のソウル ) の街で暴君・燕山君を
風刺し、処刑されそうになるのですが、チャンセンが王を笑わせられたら
罪を免ぜられるべきであると言い立てたことで、逆にチャンスを掴みます。

追い詰められると肝の据わるコンギルの好演のお陰で、ついに王を笑わせ
ることに成功した二人は、王宮付きの芸人として召し抱えられることとなり
ました。
しかしそこでまたしても、コンギルが王に気に入られてしまい、毎夜お呼び
が掛かるようになって、チャンセンは、苛立ちながらコンギルの帰りを待つ
羽目に ・・・。
しかも今回に限っては、幼年期にトラウマを持つ燕山君が、コンギルに心
の安らぎを求めただけ ・・・ といった内容であったらしく、生来気の優しい
コンギルは、王に涙まで見せられて同情を寄せてしまい、以前のように
チャンセンに従って逃げようとしません。
( もうそれ、優しいというより、お目出度いって水準でしょう?じれったい!)

そうこうするうちに、二人は次第に宮廷の陰謀に巻き込まれてゆき、やがて
悲劇の結末が忍び寄って来る ・・・。

・・・ と、こんな映画です。


中々面白いんですよ?
京劇とか歌舞伎のようにお化粧したら女性 ・・・ というのでなく、普通にし
ていても充分に美女として暮らしているコンギルですが、この人、性格に
幾つかの大きなギャップを持っています。
普段、じれったいほど大人しくて、アニメ版 Night Head で、お兄ちゃんに
隠れるようにして行動する、泣き虫弟みたいな感じ ( また、そういう喩えを
するっ!) なんですが、芸をさせれば途端に活き活きして、人が変わった
ように大胆になり、難易度の高い曲芸も見事にこなしてしまいます。
そうでない時の、普段の大人しい方のコンギルにも、その中にまた二面性
が存在し、譲れないところには非常に頑固。
この人の場合、その頑固の部分が、少しも自己防衛に対して働かず、常に
優しさを押し通そうとすることに働いてしまうところが悲劇を招き易くて、困り
ものなんですが。

一方、コンギルに比べてちょっとむさ苦しいチャンセンですが、これがまた
良い男なんです。
全員にと言う訳にはゆきませんが、コンギルにはとことん優しい人で、どん
なに怒っていようと徹底して非暴力主義みたいです。
コンギルが動かなくなると、隣に座って 「 一緒に死ぬ 」 と言うだけ。
剣を振り上げられて襲われても、手で刀身を握って止めるだけ。
もう愛想を尽かして、独りで不貞腐れていても、コンギルが危ないと知ると、
全速力で駆け付けて来て助けてくれる ・・・。

そして最後の方に、コンギルの懺悔のようなシーンがあるのですが、この
チャンセンの優しさって、コンギルが正しいことをしている時だけのものでは
なかったことが、視聴者に知らされます。
子供時代らしいのですが、コンギルに悪事を働いた経験があるんです。
その時にも、チャンセンがコンギルを庇っていたことが明かされます。
要するに、チャンセンという人は、良かろうと悪かろうとコンギルが好きで
堪らない人だったのでしょう。

何と無く、このエピソードが出てきた途端に、チャンセンが一層良い男に
見えてしまいました。
何故だかは分かりませんが、綺麗綺麗だけじゃない話の方が魅力的だと
感じるのでしょうか。


ただ ・・・。
この物語、一見、何時もチャンセンがコンギルを庇っているように見えるの
ですが、よくよく考えてみると、そんな危険な立場に陥る切っ掛けを作るの
は常にチャンセンの方なんですよね?
やばそうな芝居を思い付いたのも、王を徹底的に怒らせたのも、更に挑発
して、取り返しの付かない事態にまで持ち込んだのもチャンセンなんです。
だから、コンギルは険しい状況の中でずっとチャンセンに庇われているよう
でいて、実はこの人が居なければ、幾らでも楽に生きられたのも確かです。
ま、人の言いなりになって、身体を売って ・・・ ではあったでしょうが。

それを、遠慮無く危険に晒しているのも、またチャンセンだと言えます。
そう言えば、曲芸の相手をさせる時にも、チャンセンはコンギルを相棒と
呼び、決して危険から遠ざけようとはしていませんでした。

男女の恋愛と違って、心の何処かに男同士として、危険は共に好んでいる
筈だとか、芸人としての意地はコイツも見せたいに違いないと信じている
とか、そういう信頼感を抱いているのかも知れませんね。

物語は悲劇に終わりますが、チャンセンは最後まで、そういう信頼感を持ち
続けていたようで、どう考えても良いことが起きる筈の無い綱の上にコンギル
を誘います。( その場で呼び寄せたという意味でなく、結果としてそうなる
ことを仕出かした挙句、上ってくるコンギルをも拒まなかった ・・・ の意。)
それでも、コンギルが仕合せに感じられる筈だ、という点に確信を持って
いたということなのでしょう。

分かり難い言い回しをしていますが、通常、例えば男性が女性を庇ってドア
を開けてやるという動作をする場合、その男性は同時に女性に対して、ドア
も開けられない動物と見做してもいる訳です。
コンギルとは男性同士であるチャンセンは、それとは全く逆に、そういう侮蔑
が無く、自らが持つ芸人としての自由闊達な心意気をコンギルも当然に
持ち合わせている筈だという信頼を寄せていたのでは?と思いました。
王もまた、遅れ馳せながらやっとコンギルがそういう男だと得心して、放して
やったということかも知れません。

結末が分かり辛いと言われているようですが、わたしは一応、そういうこと
だと解釈して観てしまいました。

そうは間違っていない、と思いませんか?



( ↓  ↓  ↓  ちょっと悪いことをしています。御内聞に ・・・! )


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漢陽に上京した頃の二人。
結局、この物語の中で一番幸せなひと時だった。


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燕山君のお相手をするコンギル。
夜伽ならぬ、夜に御伽噺を語ってたりして ・・・。( ← マジです!)
 
 
 
 
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「生存者」 ~ 蛙灰皿秘話 ~
 2008/11/11

「憐情」
 2008/10/16

「行くな!」君去りし後裏返し編
 2008/09/21

「風車」
 2008/09/04

「贈物」
 2008/08/27


 ご訪問ありがとうございます。


 ここには、最遊記についての

 エッセイ、その他の雑文を

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 (。・・。)(。. .。)ウン
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