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( 砂漠で蠍妖怪にやられた ・・・ というより、根城の崩壊と悟空の暴走に
痛め付けられた三蔵一行を、何とか意識を保っている八戒とジープで連れ
帰ろうとしている場面。しかし途中、その八戒の意識も霞み始めて ・・・。)
八戒 「 ゴホゴホ ・・・ うぁ ・・・、目が霞む ・・・。
内臓をやられたかも知れませんね。
このままじゃ、村まで持つかどうか。」
( 視界が暈やけ始め、ハンドルを握る手が滑り落ちそうになった時、何時
の間にか目が覚めていたらしい悟浄が横に来ていて、その手を支えた。)
八戒 「 悟浄 ・・・。」
悟浄 「 運転代われ、八戒。」
八戒 「 寝ていて下さい。
貴方だってボクにぶつかった時、肋骨を ・・・。」
悟浄 「 いいからっ!・・・ 代われ。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 「 格好付けて無茶すんじゃねぇよ、俺が惨めだろうが。」 という
その直前に悟浄の言った台詞を思い出し、八戒は頷く。)
八戒 「 ええ、・・・ お願いします。」
- 幻想魔伝 最遊記
第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -

このエピソードは、大抵の悟浄/八戒ファンの支持する 「 名場面 」 です。
わたしにとってもそうだった筈なのですが、確かめずに気楽に描けること
から、先に笑い話 ( うる最と名付けてますが ) に取り上げてしまい、気が
咎めたもので、お口直し編を次に持って来ました。(^_^;)
悟浄と八戒の戦闘能力を比べると、防御と治癒が八戒にしか出来ないこと
を無視して考え、八戒の変身を別口に勘定したとしても、強くはあるが普通
の喧嘩 + 武器だけを使う悟浄が圧倒的に劣勢だと言えるでしょう。
それでも、この二人の関係において、悟浄が八戒をリードしているように
見えるのは、悟浄が精神的に安定していて、チンピラ風な兄ちゃんなりの
社会的交流をも無事に果たしているからだと思えます。
パーティでは、三蔵が形而上学的な知識面を指導し、八戒が一般教養と
自分以外の精神面を支えているような印象を受けますが、三蔵には我侭
が目立って妥協が無さ過ぎ、八戒には自分に対する容赦が完全に欠けて
いて、どちらも問題無く機能しているとは言い難いようです。
その点、傑出した才能は無いものの、悟浄には生来の優しさに加えて、
安定した感情と、適度な諦めの良さも有って、総じて懐の深い人物と言え
るでしょう。
元々絆が強いという事が第一なのでしょうが、そのこともあって、通常余り
他人を頼ったり甘えたりということを好まない八戒が、悟浄にだけそうする
場面も見られ、また悟浄の方でも、それを受け止める事を自分の責務と
心得ている節がある、と受け取れる台詞も多いようです。
別エピソードからの引用ですが、目立つ所を挙げると、暴走悟空を正常に
戻そうと、八戒が位置的に限界に来ていることを知りながら、自ら制御装置
を外した際の遣り取りは、
八戒 「 もし僕が暴走したらその時は ――― 貴方が止めて
下さいね 悟浄 」
( 行くなと言わんばかりに睨み、腕を掴んだ悟浄が、諦めて手を放すと )
八戒 「 ・・・ すみません 色々背負わせちゃって 」
悟浄 「 ハッ あきらめてンよ 初めてお前を背負った日からな 」
( Even a worm - 18 )
でしたが、これなど正にそのものですよね。

事のついでに、この話を例に取り続けるなら、この時一瞬暴走し掛かった
八戒を押さえたものは、悟浄の卓越した腕力 ・・・ ではなく、顔面を殴打
されそうになっても除けずに冷静に見詰めていただけ、という態度の方
でした。
やはり、精神面での助けが大きいと言うことでしょう。
( つか、ここで変身後の八戒を腕力で抑えられるなら、最初から自分で
悟空を止めてますよね。(^_^;) はは ・・・ )
そんな訳で、悟浄には八戒を精神面で支えて来た人というイメージが強い
のですが、時には力で助けになれない現実に自分でも焦れてしまうことが
あるようです。
最初に挙げた遣り取りのあった、第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 と
その前回に当たる 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 では、特に悟浄が
そのように物理的な力の不足を痛感することが多かったようでした。
それでも不得意分野だからといって、全面的に白旗を掲げるでもなく、
諦めるでもないが、かといって出来ないことに背伸びして手を出し、却って
相手の足を引っ張ったりという失敗も無いのが、悟浄の長所です。
こういうバランス感覚の良さがこの人の持ち味なのでしょう。
常に役割は心得ている様子で、それを遂行出来る者の手助けに回ります。
しかしその遂行者が大抵、八戒ですので、これが自己に犠牲を強いる形
でなら幾らでも頑張ってしまい自身に構い付けないのが、悟浄には歯痒く
もあり、自身の力の不足に悩む所でもあるのでしょう。
「 代われ 」 のエピソードの中で、八戒が思い起こした会話とは、直前に
砂に埋まろうとする一行を独り踏ん張って防いだ後、眩暈を起こし、悟浄
の見ている前で地面に膝を着いてしまった際のものでした。
八戒 「 うぁ ・・・!」
悟浄 「 お?おぉぃ、八戒、格好付けやがって。
無茶すんじゃねえよ、この馬鹿っ!」
八戒 「 済みません。あは ・・・。」
悟浄 「 ・・・ 俺が惨めだろうが。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 )

ここで言われた 「 俺が惨めだろうが。」 には、頼られなかった悔しさに拠
る不満と、力不足で頼らせ得なかった自分への無念の思いが入り交ざっ
ているような気がします。
「 済みません。あは ・・・。」 と誤魔化し笑いをした八戒に掛けられたこの
言葉と、その時の悟浄の苦しげな様子は、八戒に強い印象を与えたに
違い有りません。
そして、それが次の機会に功を奏したようで、苦しいことだからこそ人には
押し付けられない、何もかも自分が引き受けなくちゃならない、と考え勝ち
な八戒に、漸く 「 ええ、・・・ お願いします。」 という言葉を吐かせました。
毎回、遂行者に対するサポート振りも立派なのですが、超人的には描かれ
ていない分だけ、力及ばずとも為せることだけは、引き受けたいと考える
気持ちが貴重であるような気がしてきます。
そう言えば、天蓬にも危険な戦闘を独りで引き受ける癖が有って、捲簾に
咎められていましたよね。
外伝では天蓬が捲簾の上官であったため、捲簾には悟浄お得意の 「 この
馬鹿っ!」 の連発は出来ませんが、カエル灰皿に話し掛けて天蓬への
不満をアピールしていました。^^
天蓬が李塔天に直談判に行った際にも、捲簾を椅子に縛り付け、用件を
誤魔化して部屋を出たにも関わらず、捲簾は簡単に目的を察知して悟空
を助けに向かわせました。
「 捲兄ちゃんに頼まれたんだ。天ちゃんを連れ戻して来いって。」 と明かす
悟空に 「 そうですか ・・・。」 と天蓬が答える部分が、英語版アニメでは
「 そう。彼は知っていましたか。」 と具体的になっていて、こちらの方が
印象深かったと思います。
( 尤も、「 旦那 」 と揶揄される部分も、台詞を大量に盛り込める英語では、
矢鱈に具体的に侮辱されていて、こちらにはぞっとしましたが!!)
捲簾は、馬鹿呼ばわりもしませんが、馬鹿と呼ばなければ上位に立てない
ほど、天蓬と腕力に差が無く、実力で拮抗していたため、悟浄よりは余裕
を持って天蓬と付き合っていたようです。
ま、いずれにせよ、破滅志向で自己犠牲に走りたがる友人を咎めるのが
宿命的にこの人の役目ででもあるかのようです。
痛め付けられた三蔵一行を、何とか意識を保っている八戒とジープで連れ
帰ろうとしている場面。しかし途中、その八戒の意識も霞み始めて ・・・。)
八戒 「 ゴホゴホ ・・・ うぁ ・・・、目が霞む ・・・。
内臓をやられたかも知れませんね。
このままじゃ、村まで持つかどうか。」
( 視界が暈やけ始め、ハンドルを握る手が滑り落ちそうになった時、何時
の間にか目が覚めていたらしい悟浄が横に来ていて、その手を支えた。)
八戒 「 悟浄 ・・・。」
悟浄 「 運転代われ、八戒。」
八戒 「 寝ていて下さい。
貴方だってボクにぶつかった時、肋骨を ・・・。」
悟浄 「 いいからっ!・・・ 代われ。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 「 格好付けて無茶すんじゃねぇよ、俺が惨めだろうが。」 という
その直前に悟浄の言った台詞を思い出し、八戒は頷く。)
八戒 「 ええ、・・・ お願いします。」
- 幻想魔伝 最遊記
第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -

このエピソードは、大抵の悟浄/八戒ファンの支持する 「 名場面 」 です。
わたしにとってもそうだった筈なのですが、確かめずに気楽に描けること
から、先に笑い話 ( うる最と名付けてますが ) に取り上げてしまい、気が
咎めたもので、お口直し編を次に持って来ました。(^_^;)
悟浄と八戒の戦闘能力を比べると、防御と治癒が八戒にしか出来ないこと
を無視して考え、八戒の変身を別口に勘定したとしても、強くはあるが普通
の喧嘩 + 武器だけを使う悟浄が圧倒的に劣勢だと言えるでしょう。
それでも、この二人の関係において、悟浄が八戒をリードしているように
見えるのは、悟浄が精神的に安定していて、チンピラ風な兄ちゃんなりの
社会的交流をも無事に果たしているからだと思えます。
パーティでは、三蔵が形而上学的な知識面を指導し、八戒が一般教養と
自分以外の精神面を支えているような印象を受けますが、三蔵には我侭
が目立って妥協が無さ過ぎ、八戒には自分に対する容赦が完全に欠けて
いて、どちらも問題無く機能しているとは言い難いようです。
その点、傑出した才能は無いものの、悟浄には生来の優しさに加えて、
安定した感情と、適度な諦めの良さも有って、総じて懐の深い人物と言え
るでしょう。
元々絆が強いという事が第一なのでしょうが、そのこともあって、通常余り
他人を頼ったり甘えたりということを好まない八戒が、悟浄にだけそうする
場面も見られ、また悟浄の方でも、それを受け止める事を自分の責務と
心得ている節がある、と受け取れる台詞も多いようです。
別エピソードからの引用ですが、目立つ所を挙げると、暴走悟空を正常に
戻そうと、八戒が位置的に限界に来ていることを知りながら、自ら制御装置
を外した際の遣り取りは、
八戒 「 もし僕が暴走したらその時は ――― 貴方が止めて
下さいね 悟浄 」
( 行くなと言わんばかりに睨み、腕を掴んだ悟浄が、諦めて手を放すと )
八戒 「 ・・・ すみません 色々背負わせちゃって 」
悟浄 「 ハッ あきらめてンよ 初めてお前を背負った日からな 」
( Even a worm - 18 )
でしたが、これなど正にそのものですよね。
事のついでに、この話を例に取り続けるなら、この時一瞬暴走し掛かった
八戒を押さえたものは、悟浄の卓越した腕力 ・・・ ではなく、顔面を殴打
されそうになっても除けずに冷静に見詰めていただけ、という態度の方
でした。
やはり、精神面での助けが大きいと言うことでしょう。
( つか、ここで変身後の八戒を腕力で抑えられるなら、最初から自分で
悟空を止めてますよね。(^_^;) はは ・・・ )
そんな訳で、悟浄には八戒を精神面で支えて来た人というイメージが強い
のですが、時には力で助けになれない現実に自分でも焦れてしまうことが
あるようです。
最初に挙げた遣り取りのあった、第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 と
その前回に当たる 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 では、特に悟浄が
そのように物理的な力の不足を痛感することが多かったようでした。
それでも不得意分野だからといって、全面的に白旗を掲げるでもなく、
諦めるでもないが、かといって出来ないことに背伸びして手を出し、却って
相手の足を引っ張ったりという失敗も無いのが、悟浄の長所です。
こういうバランス感覚の良さがこの人の持ち味なのでしょう。
常に役割は心得ている様子で、それを遂行出来る者の手助けに回ります。
しかしその遂行者が大抵、八戒ですので、これが自己に犠牲を強いる形
でなら幾らでも頑張ってしまい自身に構い付けないのが、悟浄には歯痒く
もあり、自身の力の不足に悩む所でもあるのでしょう。
「 代われ 」 のエピソードの中で、八戒が思い起こした会話とは、直前に
砂に埋まろうとする一行を独り踏ん張って防いだ後、眩暈を起こし、悟浄
の見ている前で地面に膝を着いてしまった際のものでした。
八戒 「 うぁ ・・・!」
悟浄 「 お?おぉぃ、八戒、格好付けやがって。
無茶すんじゃねえよ、この馬鹿っ!」
八戒 「 済みません。あは ・・・。」
悟浄 「 ・・・ 俺が惨めだろうが。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 )

ここで言われた 「 俺が惨めだろうが。」 には、頼られなかった悔しさに拠
る不満と、力不足で頼らせ得なかった自分への無念の思いが入り交ざっ
ているような気がします。
「 済みません。あは ・・・。」 と誤魔化し笑いをした八戒に掛けられたこの
言葉と、その時の悟浄の苦しげな様子は、八戒に強い印象を与えたに
違い有りません。
そして、それが次の機会に功を奏したようで、苦しいことだからこそ人には
押し付けられない、何もかも自分が引き受けなくちゃならない、と考え勝ち
な八戒に、漸く 「 ええ、・・・ お願いします。」 という言葉を吐かせました。
毎回、遂行者に対するサポート振りも立派なのですが、超人的には描かれ
ていない分だけ、力及ばずとも為せることだけは、引き受けたいと考える
気持ちが貴重であるような気がしてきます。
そう言えば、天蓬にも危険な戦闘を独りで引き受ける癖が有って、捲簾に
咎められていましたよね。
外伝では天蓬が捲簾の上官であったため、捲簾には悟浄お得意の 「 この
馬鹿っ!」 の連発は出来ませんが、カエル灰皿に話し掛けて天蓬への
不満をアピールしていました。^^
天蓬が李塔天に直談判に行った際にも、捲簾を椅子に縛り付け、用件を
誤魔化して部屋を出たにも関わらず、捲簾は簡単に目的を察知して悟空
を助けに向かわせました。
「 捲兄ちゃんに頼まれたんだ。天ちゃんを連れ戻して来いって。」 と明かす
悟空に 「 そうですか ・・・。」 と天蓬が答える部分が、英語版アニメでは
「 そう。彼は知っていましたか。」 と具体的になっていて、こちらの方が
印象深かったと思います。
( 尤も、「 旦那 」 と揶揄される部分も、台詞を大量に盛り込める英語では、
矢鱈に具体的に侮辱されていて、こちらにはぞっとしましたが!!)
捲簾は、馬鹿呼ばわりもしませんが、馬鹿と呼ばなければ上位に立てない
ほど、天蓬と腕力に差が無く、実力で拮抗していたため、悟浄よりは余裕
を持って天蓬と付き合っていたようです。
ま、いずれにせよ、破滅志向で自己犠牲に走りたがる友人を咎めるのが
宿命的にこの人の役目ででもあるかのようです。
PR
■ やだっ! ■
悟浄 「 八戒、また地図を眺めて下調べか?
俺にも見せろよ。えーと、どれどれ ・・・ ?」
八戒 「 ボクたち、ここを通って、こう ・・・ 行こうかと。」
悟浄 「 何それ、遠回りに行くんだなぁ?ありゃ ・・・?
真っ直ぐ行けば、『 西梁女人国 』 だって。
楽しそうな所じゃん!そこを通ってこうぜっ!」
三蔵 「 また下らないことを言い出しやがって!
そこには寄らんぞ!! ・・・ いいなっ?」
八戒 「 ボクも絶対行きたくありませんから!」
悟空 「 どうしちゃったんだよ、三蔵、八戒?
そんな真剣に嫌がっちゃってさ ・・・ ?」
* 笑えなかった方は、事典類などで、『 西梁女人国 』 を調べてみて
下さい。結構面白いかも知れません。ヾ(´ I `♥)ノ゛
■ 髪質 ■
金蝉 「 天蓬、もう少し身奇麗にしろ。」
天蓬 「 綺麗にしていますよ?
貴方の伯母上も誉めて下さったでしょう?」
金蝉 「 あれは生まれつきの顔立ちのことだろうに。
もっと風呂に入って、その手入れの悪い髪も
洗ったり、トリートメントでもしろ、と言っているんだ。」
天蓬 「 お手入れって奴ですか?でも、ボクの髪丈夫ですよ?
李塔天に掴まれて、引き摺り上げられましたが、
抜けたりしなかったし。
誰かさんは悟空にちょっと持たれたら、
ごっそり抜けてましたよね ・・・ ?」
金蝉 「 言うなっ!!」
■ ○○の女王 ■
悟浄 「 RELOAD になって、兄貴の声が変わったよな。」
八戒 「 ボクは好きですよ?いいなぁ、あの声 ・・・。」
悟浄 「 どういう意味よ、それ?」
八戒 「 え~と、あ~、そりゃ勿論、普段お世話になっている
悟浄のお兄さんですから、元々印象が良いと
いう意味です。」
悟浄 「 前の時は、言わなかったのにか ・・・?」
* すみません。今はそんなでもないですね。その時代を
知っていて、笑える方だけ笑って下さい。m(_ _)m

■ 作者の都合 ■
( 宿屋でヘイゼル社製のゾンビに襲われ、2階から飛び降りた
八戒を変身したジープがナイスキャッチ!)
八戒 「 ジープ ・・・?
貴方、変身後もかなり自由意志で動けたんですね?」
ジープ 「 きゅうん!」
八戒 「 砂漠で、悟浄とボクとで演じた 『 代われ 』 の名場面は、
一体何だったんでしょうか ・・・?」
ジープ 「 きゅー、きゅ、きゅ、きゅぅんっ!!」
( 人間語訳 : 八戒だって普段、対妖怪戦で、2階より遥かに
高い位置まで平気で跳び上がり、着地してるでしょ?
何で今回に限って危機的に落っこちてくんのサ?)
■ 作者の都合 その2 ■
捲簾 「 天蓬 ・・・?お前ってさ、何で、天界人なら
皆持ってる筈の額の刻印が無いんだ ・・・?」
天蓬 「 作者の都合なんじゃないんですか?
美形キャラには、顔にそういうの、描き込みたく
ないんでしょう。
ほら、下界の妖怪でも、美形の女性妖怪には、腕とか
すごく無難な位置に模様を入れてるじゃないですか。」
捲簾 「 成る程!絵的に綺麗に見せたいから、美形キャラには
顔に落書きしないんだ ・・・。」
天蓬 「 そうそう ・・・。」
捲簾 「 じゃぁ、体中は勿論、顔にまで蔓の模様とか
描いてあったら、それ絶対美形じゃねえよなっ!」
天蓬 「 何か、すごくムカついて来ました。(怒!)
・・・ 要するに、ボクは眼鏡を掛けてるから、
それ以上の描き込みをしたくなかったんでしょうよっ!」
捲簾 「 お前、妥当な線で答えられるんじゃん?」

悟浄 「 八戒、また地図を眺めて下調べか?
俺にも見せろよ。えーと、どれどれ ・・・ ?」
八戒 「 ボクたち、ここを通って、こう ・・・ 行こうかと。」
悟浄 「 何それ、遠回りに行くんだなぁ?ありゃ ・・・?
真っ直ぐ行けば、『 西梁女人国 』 だって。
楽しそうな所じゃん!そこを通ってこうぜっ!」
三蔵 「 また下らないことを言い出しやがって!
そこには寄らんぞ!! ・・・ いいなっ?」
八戒 「 ボクも絶対行きたくありませんから!」
悟空 「 どうしちゃったんだよ、三蔵、八戒?
そんな真剣に嫌がっちゃってさ ・・・ ?」
* 笑えなかった方は、事典類などで、『 西梁女人国 』 を調べてみて
下さい。結構面白いかも知れません。ヾ(´ I `♥)ノ゛
■ 髪質 ■
金蝉 「 天蓬、もう少し身奇麗にしろ。」
天蓬 「 綺麗にしていますよ?
貴方の伯母上も誉めて下さったでしょう?」
金蝉 「 あれは生まれつきの顔立ちのことだろうに。
もっと風呂に入って、その手入れの悪い髪も
洗ったり、トリートメントでもしろ、と言っているんだ。」
天蓬 「 お手入れって奴ですか?でも、ボクの髪丈夫ですよ?
李塔天に掴まれて、引き摺り上げられましたが、
抜けたりしなかったし。
誰かさんは悟空にちょっと持たれたら、
ごっそり抜けてましたよね ・・・ ?」
金蝉 「 言うなっ!!」
■ ○○の女王 ■
悟浄 「 RELOAD になって、兄貴の声が変わったよな。」
八戒 「 ボクは好きですよ?いいなぁ、あの声 ・・・。」
悟浄 「 どういう意味よ、それ?」
八戒 「 え~と、あ~、そりゃ勿論、普段お世話になっている
悟浄のお兄さんですから、元々印象が良いと
いう意味です。」
悟浄 「 前の時は、言わなかったのにか ・・・?」
* すみません。今はそんなでもないですね。その時代を
知っていて、笑える方だけ笑って下さい。m(_ _)m
■ 作者の都合 ■
( 宿屋でヘイゼル社製のゾンビに襲われ、2階から飛び降りた
八戒を変身したジープがナイスキャッチ!)
八戒 「 ジープ ・・・?
貴方、変身後もかなり自由意志で動けたんですね?」
ジープ 「 きゅうん!」
八戒 「 砂漠で、悟浄とボクとで演じた 『 代われ 』 の名場面は、
一体何だったんでしょうか ・・・?」
ジープ 「 きゅー、きゅ、きゅ、きゅぅんっ!!」
( 人間語訳 : 八戒だって普段、対妖怪戦で、2階より遥かに
高い位置まで平気で跳び上がり、着地してるでしょ?
何で今回に限って危機的に落っこちてくんのサ?)
■ 作者の都合 その2 ■
捲簾 「 天蓬 ・・・?お前ってさ、何で、天界人なら
皆持ってる筈の額の刻印が無いんだ ・・・?」
天蓬 「 作者の都合なんじゃないんですか?
美形キャラには、顔にそういうの、描き込みたく
ないんでしょう。
ほら、下界の妖怪でも、美形の女性妖怪には、腕とか
すごく無難な位置に模様を入れてるじゃないですか。」
捲簾 「 成る程!絵的に綺麗に見せたいから、美形キャラには
顔に落書きしないんだ ・・・。」
天蓬 「 そうそう ・・・。」
捲簾 「 じゃぁ、体中は勿論、顔にまで蔓の模様とか
描いてあったら、それ絶対美形じゃねえよなっ!」
天蓬 「 何か、すごくムカついて来ました。(怒!)
・・・ 要するに、ボクは眼鏡を掛けてるから、
それ以上の描き込みをしたくなかったんでしょうよっ!」
捲簾 「 お前、妥当な線で答えられるんじゃん?」
( 一つ前の記事に少々脱落があったので、再掲載です。)
( 天界に連れて来られ、初めて金蝉を見た悟空。最初から金蝉を気に
入った様子だったが、特にその髪の毛に興味を示し ・・・。)
悟空 「 すげ~ ・・・!!」
金蝉 「 何だよ。」
悟空 「 きらきらしてんな。太陽みたいだぁ!」
金蝉 「 太陽?」
( 悟空が持った髪が抜けてしまったため、諍いになったが、観音はその
場で、悟空を金蝉に預けることを決め、楽しげに感想を漏らす。)
観音 「 太陽みたいか。すげえ口説き文句じゃねえか、金蝉。」
- 幻想魔伝 最遊記
第40話 『 Twilight 不機嫌な太陽 』 -

心の綺麗な人は外面に拘らないとされるためか、好人物として描かれる
キャラクタは余り人の容姿をどうこう言わず、着替えた時のように本人が
褒めて欲しそうにしている時に漠然と全体を指して、「 今日も綺麗ですね。」
などと言う程度です。
しかし、心美しくも天真爛漫な悟空には、そういう法則は当て嵌まらない
ようで、彼の場合、社交辞令としてではなく、自身の感想として他者の容姿
を褒めることが有るようですね。
確かに悟空は人の外面的な美醜や、衣服の善し悪しには全く拘らない
ため、そのことで相手を貶したり見下したりはしませんが、それとは別に、
自分が美しいと感じれば、はっきりとその感想を口に出してしまいます。
この場面の直後に悟空の持った髪の毛が抜けてしまったため、出合って
早々の喧嘩になってしまいましたが、後に ( 最遊記 外伝 3巻で ) 金蝉
がそのことを思い出して、
「 先に手を差し伸べたのは、お前のほうだったな、悟空。
・・・ 迷惑なんだよ、マジで。
何に変えても、俺はその手を、もう放せなくなったじゃねえか 」
と言っていますので、実はこの時の悟空には想像も付かなかった程に
彼の言葉が金蝉の心に響いていたのでしょう。
すげえ口説き文句、と評した観音の洞察力は見事だったという事になり
ますよね。^^
但し、悟空はこういう場合、思ったままを素直に言葉にしているだけで、
己が言葉で相手が喜ぶか悲しむかまでは考えていない様子です。
ですから、時には相手が自分で 「 弱点だ 」 と思っているものに対して
も、非常に好い顔を向けて微笑み掛けてしまったりということもあるよう
です。

悟空だけは転生していませんので、当然に現世編にもこの性癖を持ち
越してしまいます。
悟浄との出会いの中では、
「 燃えてるみたいに真っ赤だからさぁ、熱いのかと思った!」
( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
と、悟浄の気にしている髪の色を無邪気に指摘し、その後何とも嬉しそう
な顔をして見せました。
悟浄にしてみれば、「 好き勝手抜かしやがって!」 だったようですが、
これまで忌み嫌われてきた特性を、こんな満面の笑みと共に言われて
みれば、考えも少しは変わったようでした。
ほぼ同時期に八戒からも 「 禁忌の色 」 という以外の意味合いで見られ
ていたことと相俟って、後に 「 それでもいいや 」 と思えるようになる、と
いう変化を悟浄に齎しました。

また、八戒との出会いでは、
「 何でこんなことすんだよう? 俺さっき、綺麗な目だと思った
んだぞぉ!」 ( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
という台詞で、その時自虐的になり、目を抉ろうとしていた八戒を説得。
八戒が眼球を損なうことを阻止してみせました。( 原作では片目を救い、
アニメでは両目を救っている。)
容姿に拘って、人を罵ることは無いが、美質と認識したものは口に出して
褒める ・・・ が悟空の基本方針のようですね。
この辺りの悟空は実に気持ち好く描かれており、思わず、「 それもアリ 」
かな?と思ってしまいますが、でもまぁ結局は悪気が無いか有るかの
問題ということなのでしょう。
その他のエピソードで、悟空が心優しく思い遣りの有る少年であって、
決して下心から人を褒めないと知っているからこそ、楽しんで読める台詞
であるのかも知れません。
余談ですが、金蝉の髪の毛が、悟空にちょっと持たれただけで抜けてしま
ったのに比して、うんこ頭に髪の毛を掴まれて、顔を引き摺り上げられた
天蓬の方は、髪が抜けたりせず平気にしていました。
風呂にも余り入らず手入れもしなかった、という割にはこちらの方が髪質
が丈夫であったようですね。
(。・・。)(。. .。)ウン
( 天界に連れて来られ、初めて金蝉を見た悟空。最初から金蝉を気に
入った様子だったが、特にその髪の毛に興味を示し ・・・。)
悟空 「 すげ~ ・・・!!」
金蝉 「 何だよ。」
悟空 「 きらきらしてんな。太陽みたいだぁ!」
金蝉 「 太陽?」
( 悟空が持った髪が抜けてしまったため、諍いになったが、観音はその
場で、悟空を金蝉に預けることを決め、楽しげに感想を漏らす。)
観音 「 太陽みたいか。すげえ口説き文句じゃねえか、金蝉。」
- 幻想魔伝 最遊記
第40話 『 Twilight 不機嫌な太陽 』 -

心の綺麗な人は外面に拘らないとされるためか、好人物として描かれる
キャラクタは余り人の容姿をどうこう言わず、着替えた時のように本人が
褒めて欲しそうにしている時に漠然と全体を指して、「 今日も綺麗ですね。」
などと言う程度です。
しかし、心美しくも天真爛漫な悟空には、そういう法則は当て嵌まらない
ようで、彼の場合、社交辞令としてではなく、自身の感想として他者の容姿
を褒めることが有るようですね。
確かに悟空は人の外面的な美醜や、衣服の善し悪しには全く拘らない
ため、そのことで相手を貶したり見下したりはしませんが、それとは別に、
自分が美しいと感じれば、はっきりとその感想を口に出してしまいます。
この場面の直後に悟空の持った髪の毛が抜けてしまったため、出合って
早々の喧嘩になってしまいましたが、後に ( 最遊記 外伝 3巻で ) 金蝉
がそのことを思い出して、
「 先に手を差し伸べたのは、お前のほうだったな、悟空。
・・・ 迷惑なんだよ、マジで。
何に変えても、俺はその手を、もう放せなくなったじゃねえか 」
と言っていますので、実はこの時の悟空には想像も付かなかった程に
彼の言葉が金蝉の心に響いていたのでしょう。
すげえ口説き文句、と評した観音の洞察力は見事だったという事になり
ますよね。^^
但し、悟空はこういう場合、思ったままを素直に言葉にしているだけで、
己が言葉で相手が喜ぶか悲しむかまでは考えていない様子です。
ですから、時には相手が自分で 「 弱点だ 」 と思っているものに対して
も、非常に好い顔を向けて微笑み掛けてしまったりということもあるよう
です。

悟空だけは転生していませんので、当然に現世編にもこの性癖を持ち
越してしまいます。
悟浄との出会いの中では、
「 燃えてるみたいに真っ赤だからさぁ、熱いのかと思った!」
( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
と、悟浄の気にしている髪の色を無邪気に指摘し、その後何とも嬉しそう
な顔をして見せました。
悟浄にしてみれば、「 好き勝手抜かしやがって!」 だったようですが、
これまで忌み嫌われてきた特性を、こんな満面の笑みと共に言われて
みれば、考えも少しは変わったようでした。
ほぼ同時期に八戒からも 「 禁忌の色 」 という以外の意味合いで見られ
ていたことと相俟って、後に 「 それでもいいや 」 と思えるようになる、と
いう変化を悟浄に齎しました。

また、八戒との出会いでは、
「 何でこんなことすんだよう? 俺さっき、綺麗な目だと思った
んだぞぉ!」 ( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
という台詞で、その時自虐的になり、目を抉ろうとしていた八戒を説得。
八戒が眼球を損なうことを阻止してみせました。( 原作では片目を救い、
アニメでは両目を救っている。)
容姿に拘って、人を罵ることは無いが、美質と認識したものは口に出して
褒める ・・・ が悟空の基本方針のようですね。
この辺りの悟空は実に気持ち好く描かれており、思わず、「 それもアリ 」
かな?と思ってしまいますが、でもまぁ結局は悪気が無いか有るかの
問題ということなのでしょう。
その他のエピソードで、悟空が心優しく思い遣りの有る少年であって、
決して下心から人を褒めないと知っているからこそ、楽しんで読める台詞
であるのかも知れません。
余談ですが、金蝉の髪の毛が、悟空にちょっと持たれただけで抜けてしま
ったのに比して、うんこ頭に髪の毛を掴まれて、顔を引き摺り上げられた
天蓬の方は、髪が抜けたりせず平気にしていました。
風呂にも余り入らず手入れもしなかった、という割にはこちらの方が髪質
が丈夫であったようですね。
(。・・。)(。. .。)ウン
この項、少々脱落が有りましたので、次の記事に再掲載しました。
検索サイトなどから来られた方は、
こちらに書き直しを載せていますので、御覧下さい。
クリック! http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/463/
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■ ってことは ・・・? ■
悟浄 「 何で、お前のペットに飯食わせなきゃなんねぇんだよ?
俺んちの食料、食い尽くす気か、猿っ!」
三蔵 「 ま、500年 飲まず食わずだったらしいからな。
身体が取り戻そうとしてるんだろ。」
悟浄 「 あぁー?何よそれ?
だったら、500年は食わせなくても死なねぇってこったろ?」
悟空 「 げっ?!」
■ 長い足 ■
( 蔓八のラスト。八戒に肩を貸したまま、もう片手で悟空を抱え上げた
悟浄が、何もせずに逃げ出し、全て終わってから戻った三蔵に。)
悟浄 「 ・・・ 悪ィな。」
( 三蔵に背を向け、立ち去り際に。)
悟浄 「 両手が塞がっちまってよ。てめぇをブン殴れねぇわ。」
三蔵 「 ・・・・・。」
( 観世音菩薩が蓮池の水鏡を見詰めている。)
観音 「 蹴らんかいっ、悟浄!足ってモンがあんだろーがっ!!」
・・・ って、「 ○○んかいっ!」 って、関西方言なん?
これやると、ヘイゼルの台詞臭くなっちゃうのかな ・・・ ?
ま、いっか。どうせ、それ σ(・・*) の感想を観音に押し付けただけだし♥

■ 何のために? ■
( 悟空の身体に真言 (マントラ) を書いていた手を止め、しみじみと ・・・ )
三蔵 「 ・・・ 悟空、お前、臍 (へそ) を持っているんだな。」
悟空 「 当ったり前じゃん、三蔵。何感心してるんだ?」
三蔵 「 お前、石から生まれた大地の精なんだろ?
臍帯で石と繋がってたってのか ・・・?」
悟空 「 あ ・・・?」

■ 継続中 ■
悟浄 「 八戒、お前、死に等しい程の退屈なんて
感じたことねぇよな?」
八戒 「 何の話なんです?悟浄。」
悟浄 「 口癖がさ 『 死ね 』。世の中は馬鹿ばっかり。
人生なんざ元々死ぬまで悪あがき。足手まといは必要無い。
こんくらい徹底した厭世主義者って、他に居るか?」
八戒 「 う~ん、何となくですが、もう一人知ってるような気も ・・・。
花を愛でることも、人と触れ合うことも、
酒を楽しむことも知らない、不機嫌な顔の男をね。」
悟浄 「 ふ~ん!つまんねぇ奴 ・・・ 誰だ、そりゃ?」
八戒 「 思い出せないんですが ・・・ 。」
■ 貴方の虜 ■
( 寝そびれた三蔵が、悟空と思い出話をしている。)
三蔵 「 ・・・ で、八戒の身体に、消えねぇ印を刻み付けやがった。」
悟空 「 八戒のことを、ずうっと想い続けてたんだろうなぁ!」
三蔵 「 自分が生まれ変わらせてやった奴だからな。」
悟空 「 でも、苦しめたし、泣かせたし、嘔吐させたり、
気絶させたりってのもあったよね?」
三蔵 「 ああ。身体に蟲を這わせる変態野郎で、洗脳の趣味も
あったが、
でも、八戒の腕の中で逝きやがったよなぁ ・・・ うん!」
( 盗み聞き中の悟浄が、堪らず割り込んで ・・・ )
悟浄 「 お、お、お前らっ!!ソイツは誰だ。何て野郎だっ?」
悟空 「 誰って ・・・、悟浄も知ってんじゃん?
清一色のこと、思い出してただけだよ?」
悟浄 「 何で、お前のペットに飯食わせなきゃなんねぇんだよ?
俺んちの食料、食い尽くす気か、猿っ!」
三蔵 「 ま、500年 飲まず食わずだったらしいからな。
身体が取り戻そうとしてるんだろ。」
悟浄 「 あぁー?何よそれ?
だったら、500年は食わせなくても死なねぇってこったろ?」
悟空 「 げっ?!」
■ 長い足 ■
( 蔓八のラスト。八戒に肩を貸したまま、もう片手で悟空を抱え上げた
悟浄が、何もせずに逃げ出し、全て終わってから戻った三蔵に。)
悟浄 「 ・・・ 悪ィな。」
( 三蔵に背を向け、立ち去り際に。)
悟浄 「 両手が塞がっちまってよ。てめぇをブン殴れねぇわ。」
三蔵 「 ・・・・・。」
( 観世音菩薩が蓮池の水鏡を見詰めている。)
観音 「 蹴らんかいっ、悟浄!足ってモンがあんだろーがっ!!」
・・・ って、「 ○○んかいっ!」 って、関西方言なん?
これやると、ヘイゼルの台詞臭くなっちゃうのかな ・・・ ?
ま、いっか。どうせ、それ σ(・・*) の感想を観音に押し付けただけだし♥
■ 何のために? ■
( 悟空の身体に真言 (マントラ) を書いていた手を止め、しみじみと ・・・ )
三蔵 「 ・・・ 悟空、お前、臍 (へそ) を持っているんだな。」
悟空 「 当ったり前じゃん、三蔵。何感心してるんだ?」
三蔵 「 お前、石から生まれた大地の精なんだろ?
臍帯で石と繋がってたってのか ・・・?」
悟空 「 あ ・・・?」
■ 継続中 ■
悟浄 「 八戒、お前、死に等しい程の退屈なんて
感じたことねぇよな?」
八戒 「 何の話なんです?悟浄。」
悟浄 「 口癖がさ 『 死ね 』。世の中は馬鹿ばっかり。
人生なんざ元々死ぬまで悪あがき。足手まといは必要無い。
こんくらい徹底した厭世主義者って、他に居るか?」
八戒 「 う~ん、何となくですが、もう一人知ってるような気も ・・・。
花を愛でることも、人と触れ合うことも、
酒を楽しむことも知らない、不機嫌な顔の男をね。」
悟浄 「 ふ~ん!つまんねぇ奴 ・・・ 誰だ、そりゃ?」
八戒 「 思い出せないんですが ・・・ 。」
■ 貴方の虜 ■
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