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( 一つ前の記事に少々脱落があったので、再掲載です。)

( 天界に連れて来られ、初めて金蝉を見た悟空。最初から金蝉を気に
入った様子だったが、特にその髪の毛に興味を示し ・・・。)

悟空 「 すげ~ ・・・!!」
金蝉 「 何だよ。」
悟空 「 きらきらしてんな。太陽みたいだぁ!」
金蝉 「 太陽?」

( 悟空が持った髪が抜けてしまったため、諍いになったが、観音はその
場で、悟空を金蝉に預けることを決め、楽しげに感想を漏らす。)

観音 「 太陽みたいか。すげえ口説き文句じゃねえか、金蝉。」


     - 幻想魔伝 最遊記
         第40話 『 Twilight 不機嫌な太陽 』 -


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心の綺麗な人は外面に拘らないとされるためか、好人物として描かれる
キャラクタは余り人の容姿をどうこう言わず、着替えた時のように本人が
褒めて欲しそうにしている時に漠然と全体を指して、「 今日も綺麗ですね。」
などと言う程度です。
しかし、心美しくも天真爛漫な悟空には、そういう法則は当て嵌まらない
ようで、彼の場合、社交辞令としてではなく、自身の感想として他者の容姿
を褒めることが有るようですね。
確かに悟空は人の外面的な美醜や、衣服の善し悪しには全く拘らない
ため、そのことで相手を貶したり見下したりはしませんが、それとは別に、
自分が美しいと感じれば、はっきりとその感想を口に出してしまいます。

この場面の直後に悟空の持った髪の毛が抜けてしまったため、出合って
早々の喧嘩になってしまいましたが、後に ( 最遊記 外伝 3巻で ) 金蝉
がそのことを思い出して、
「 先に手を差し伸べたのは、お前のほうだったな、悟空。
・・・ 迷惑なんだよ、マジで。
何に変えても、俺はその手を、もう放せなくなったじゃねえか 」

と言っていますので、実はこの時の悟空には想像も付かなかった程に
彼の言葉が金蝉の心に響いていたのでしょう。
すげえ口説き文句、と評した観音の洞察力は見事だったという事になり
ますよね。^^

但し、悟空はこういう場合、思ったままを素直に言葉にしているだけで、
己が言葉で相手が喜ぶか悲しむかまでは考えていない様子です。
ですから、時には相手が自分で 「 弱点だ 」 と思っているものに対して
も、非常に好い顔を向けて微笑み掛けてしまったりということもあるよう
です。


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悟空だけは転生していませんので、当然に現世編にもこの性癖を持ち
越してしまいます。
悟浄との出会いの中では、
「 燃えてるみたいに真っ赤だからさぁ、熱いのかと思った!」
( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
と、悟浄の気にしている髪の色を無邪気に指摘し、その後何とも嬉しそう
な顔をして見せました。
悟浄にしてみれば、「 好き勝手抜かしやがって!」 だったようですが、
これまで忌み嫌われてきた特性を、こんな満面の笑みと共に言われて
みれば、考えも少しは変わったようでした。
ほぼ同時期に八戒からも 「 禁忌の色 」 という以外の意味合いで見られ
ていたことと相俟って、後に 「 それでもいいや 」 と思えるようになる、と
いう変化を悟浄に齎しました。


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また、八戒との出会いでは、
「 何でこんなことすんだよう? 俺さっき、綺麗な目だと思った
んだぞぉ!」
( 第16話 『 Be There 生者への讃歌 』 )
という台詞で、その時自虐的になり、目を抉ろうとしていた八戒を説得。
八戒が眼球を損なうことを阻止してみせました。( 原作では片目を救い、
アニメでは両目を救っている。)

容姿に拘って、人を罵ることは無いが、美質と認識したものは口に出して
褒める ・・・ が悟空の基本方針のようですね。
この辺りの悟空は実に気持ち好く描かれており、思わず、「 それもアリ 」
かな?と思ってしまいますが、でもまぁ結局は悪気が無いか有るかの
問題ということなのでしょう。
その他のエピソードで、悟空が心優しく思い遣りの有る少年であって、
決して下心から人を褒めないと知っているからこそ、楽しんで読める台詞
であるのかも知れません。

余談ですが、金蝉の髪の毛が、悟空にちょっと持たれただけで抜けてしま
ったのに比して、うんこ頭に髪の毛を掴まれて、顔を引き摺り上げられた
天蓬の方は、髪が抜けたりせず平気にしていました。
風呂にも余り入らず手入れもしなかった、という割にはこちらの方が髪質
が丈夫であったようですね。
(。・・。)(。. .。)ウン
 
 
 
 
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「生存者」 ~ 蛙灰皿秘話 ~
 2008/11/11

「憐情」
 2008/10/16

「行くな!」君去りし後裏返し編
 2008/09/21

「風車」
 2008/09/04

「贈物」
 2008/08/27


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