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( 砂漠で蠍妖怪にやられた ・・・ というより、根城の崩壊と悟空の暴走に
痛め付けられた三蔵一行を、何とか意識を保っている八戒とジープで連れ
帰ろうとしている場面。しかし途中、その八戒の意識も霞み始めて ・・・。)
八戒 「 ゴホゴホ ・・・ うぁ ・・・、目が霞む ・・・。
内臓をやられたかも知れませんね。
このままじゃ、村まで持つかどうか。」
( 視界が暈やけ始め、ハンドルを握る手が滑り落ちそうになった時、何時
の間にか目が覚めていたらしい悟浄が横に来ていて、その手を支えた。)
八戒 「 悟浄 ・・・。」
悟浄 「 運転代われ、八戒。」
八戒 「 寝ていて下さい。
貴方だってボクにぶつかった時、肋骨を ・・・。」
悟浄 「 いいからっ!・・・ 代われ。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 「 格好付けて無茶すんじゃねぇよ、俺が惨めだろうが。」 という
その直前に悟浄の言った台詞を思い出し、八戒は頷く。)
八戒 「 ええ、・・・ お願いします。」
- 幻想魔伝 最遊記
第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -

このエピソードは、大抵の悟浄/八戒ファンの支持する 「 名場面 」 です。
わたしにとってもそうだった筈なのですが、確かめずに気楽に描けること
から、先に笑い話 ( うる最と名付けてますが ) に取り上げてしまい、気が
咎めたもので、お口直し編を次に持って来ました。(^_^;)
悟浄と八戒の戦闘能力を比べると、防御と治癒が八戒にしか出来ないこと
を無視して考え、八戒の変身を別口に勘定したとしても、強くはあるが普通
の喧嘩 + 武器だけを使う悟浄が圧倒的に劣勢だと言えるでしょう。
それでも、この二人の関係において、悟浄が八戒をリードしているように
見えるのは、悟浄が精神的に安定していて、チンピラ風な兄ちゃんなりの
社会的交流をも無事に果たしているからだと思えます。
パーティでは、三蔵が形而上学的な知識面を指導し、八戒が一般教養と
自分以外の精神面を支えているような印象を受けますが、三蔵には我侭
が目立って妥協が無さ過ぎ、八戒には自分に対する容赦が完全に欠けて
いて、どちらも問題無く機能しているとは言い難いようです。
その点、傑出した才能は無いものの、悟浄には生来の優しさに加えて、
安定した感情と、適度な諦めの良さも有って、総じて懐の深い人物と言え
るでしょう。
元々絆が強いという事が第一なのでしょうが、そのこともあって、通常余り
他人を頼ったり甘えたりということを好まない八戒が、悟浄にだけそうする
場面も見られ、また悟浄の方でも、それを受け止める事を自分の責務と
心得ている節がある、と受け取れる台詞も多いようです。
別エピソードからの引用ですが、目立つ所を挙げると、暴走悟空を正常に
戻そうと、八戒が位置的に限界に来ていることを知りながら、自ら制御装置
を外した際の遣り取りは、
八戒 「 もし僕が暴走したらその時は ――― 貴方が止めて
下さいね 悟浄 」
( 行くなと言わんばかりに睨み、腕を掴んだ悟浄が、諦めて手を放すと )
八戒 「 ・・・ すみません 色々背負わせちゃって 」
悟浄 「 ハッ あきらめてンよ 初めてお前を背負った日からな 」
( Even a worm - 18 )
でしたが、これなど正にそのものですよね。

事のついでに、この話を例に取り続けるなら、この時一瞬暴走し掛かった
八戒を押さえたものは、悟浄の卓越した腕力 ・・・ ではなく、顔面を殴打
されそうになっても除けずに冷静に見詰めていただけ、という態度の方
でした。
やはり、精神面での助けが大きいと言うことでしょう。
( つか、ここで変身後の八戒を腕力で抑えられるなら、最初から自分で
悟空を止めてますよね。(^_^;) はは ・・・ )
そんな訳で、悟浄には八戒を精神面で支えて来た人というイメージが強い
のですが、時には力で助けになれない現実に自分でも焦れてしまうことが
あるようです。
最初に挙げた遣り取りのあった、第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 と
その前回に当たる 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 では、特に悟浄が
そのように物理的な力の不足を痛感することが多かったようでした。
それでも不得意分野だからといって、全面的に白旗を掲げるでもなく、
諦めるでもないが、かといって出来ないことに背伸びして手を出し、却って
相手の足を引っ張ったりという失敗も無いのが、悟浄の長所です。
こういうバランス感覚の良さがこの人の持ち味なのでしょう。
常に役割は心得ている様子で、それを遂行出来る者の手助けに回ります。
しかしその遂行者が大抵、八戒ですので、これが自己に犠牲を強いる形
でなら幾らでも頑張ってしまい自身に構い付けないのが、悟浄には歯痒く
もあり、自身の力の不足に悩む所でもあるのでしょう。
「 代われ 」 のエピソードの中で、八戒が思い起こした会話とは、直前に
砂に埋まろうとする一行を独り踏ん張って防いだ後、眩暈を起こし、悟浄
の見ている前で地面に膝を着いてしまった際のものでした。
八戒 「 うぁ ・・・!」
悟浄 「 お?おぉぃ、八戒、格好付けやがって。
無茶すんじゃねえよ、この馬鹿っ!」
八戒 「 済みません。あは ・・・。」
悟浄 「 ・・・ 俺が惨めだろうが。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 )

ここで言われた 「 俺が惨めだろうが。」 には、頼られなかった悔しさに拠
る不満と、力不足で頼らせ得なかった自分への無念の思いが入り交ざっ
ているような気がします。
「 済みません。あは ・・・。」 と誤魔化し笑いをした八戒に掛けられたこの
言葉と、その時の悟浄の苦しげな様子は、八戒に強い印象を与えたに
違い有りません。
そして、それが次の機会に功を奏したようで、苦しいことだからこそ人には
押し付けられない、何もかも自分が引き受けなくちゃならない、と考え勝ち
な八戒に、漸く 「 ええ、・・・ お願いします。」 という言葉を吐かせました。
毎回、遂行者に対するサポート振りも立派なのですが、超人的には描かれ
ていない分だけ、力及ばずとも為せることだけは、引き受けたいと考える
気持ちが貴重であるような気がしてきます。
そう言えば、天蓬にも危険な戦闘を独りで引き受ける癖が有って、捲簾に
咎められていましたよね。
外伝では天蓬が捲簾の上官であったため、捲簾には悟浄お得意の 「 この
馬鹿っ!」 の連発は出来ませんが、カエル灰皿に話し掛けて天蓬への
不満をアピールしていました。^^
天蓬が李塔天に直談判に行った際にも、捲簾を椅子に縛り付け、用件を
誤魔化して部屋を出たにも関わらず、捲簾は簡単に目的を察知して悟空
を助けに向かわせました。
「 捲兄ちゃんに頼まれたんだ。天ちゃんを連れ戻して来いって。」 と明かす
悟空に 「 そうですか ・・・。」 と天蓬が答える部分が、英語版アニメでは
「 そう。彼は知っていましたか。」 と具体的になっていて、こちらの方が
印象深かったと思います。
( 尤も、「 旦那 」 と揶揄される部分も、台詞を大量に盛り込める英語では、
矢鱈に具体的に侮辱されていて、こちらにはぞっとしましたが!!)
捲簾は、馬鹿呼ばわりもしませんが、馬鹿と呼ばなければ上位に立てない
ほど、天蓬と腕力に差が無く、実力で拮抗していたため、悟浄よりは余裕
を持って天蓬と付き合っていたようです。
ま、いずれにせよ、破滅志向で自己犠牲に走りたがる友人を咎めるのが
宿命的にこの人の役目ででもあるかのようです。
痛め付けられた三蔵一行を、何とか意識を保っている八戒とジープで連れ
帰ろうとしている場面。しかし途中、その八戒の意識も霞み始めて ・・・。)
八戒 「 ゴホゴホ ・・・ うぁ ・・・、目が霞む ・・・。
内臓をやられたかも知れませんね。
このままじゃ、村まで持つかどうか。」
( 視界が暈やけ始め、ハンドルを握る手が滑り落ちそうになった時、何時
の間にか目が覚めていたらしい悟浄が横に来ていて、その手を支えた。)
八戒 「 悟浄 ・・・。」
悟浄 「 運転代われ、八戒。」
八戒 「 寝ていて下さい。
貴方だってボクにぶつかった時、肋骨を ・・・。」
悟浄 「 いいからっ!・・・ 代われ。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 「 格好付けて無茶すんじゃねぇよ、俺が惨めだろうが。」 という
その直前に悟浄の言った台詞を思い出し、八戒は頷く。)
八戒 「 ええ、・・・ お願いします。」
- 幻想魔伝 最遊記
第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -

このエピソードは、大抵の悟浄/八戒ファンの支持する 「 名場面 」 です。
わたしにとってもそうだった筈なのですが、確かめずに気楽に描けること
から、先に笑い話 ( うる最と名付けてますが ) に取り上げてしまい、気が
咎めたもので、お口直し編を次に持って来ました。(^_^;)
悟浄と八戒の戦闘能力を比べると、防御と治癒が八戒にしか出来ないこと
を無視して考え、八戒の変身を別口に勘定したとしても、強くはあるが普通
の喧嘩 + 武器だけを使う悟浄が圧倒的に劣勢だと言えるでしょう。
それでも、この二人の関係において、悟浄が八戒をリードしているように
見えるのは、悟浄が精神的に安定していて、チンピラ風な兄ちゃんなりの
社会的交流をも無事に果たしているからだと思えます。
パーティでは、三蔵が形而上学的な知識面を指導し、八戒が一般教養と
自分以外の精神面を支えているような印象を受けますが、三蔵には我侭
が目立って妥協が無さ過ぎ、八戒には自分に対する容赦が完全に欠けて
いて、どちらも問題無く機能しているとは言い難いようです。
その点、傑出した才能は無いものの、悟浄には生来の優しさに加えて、
安定した感情と、適度な諦めの良さも有って、総じて懐の深い人物と言え
るでしょう。
元々絆が強いという事が第一なのでしょうが、そのこともあって、通常余り
他人を頼ったり甘えたりということを好まない八戒が、悟浄にだけそうする
場面も見られ、また悟浄の方でも、それを受け止める事を自分の責務と
心得ている節がある、と受け取れる台詞も多いようです。
別エピソードからの引用ですが、目立つ所を挙げると、暴走悟空を正常に
戻そうと、八戒が位置的に限界に来ていることを知りながら、自ら制御装置
を外した際の遣り取りは、
八戒 「 もし僕が暴走したらその時は ――― 貴方が止めて
下さいね 悟浄 」
( 行くなと言わんばかりに睨み、腕を掴んだ悟浄が、諦めて手を放すと )
八戒 「 ・・・ すみません 色々背負わせちゃって 」
悟浄 「 ハッ あきらめてンよ 初めてお前を背負った日からな 」
( Even a worm - 18 )
でしたが、これなど正にそのものですよね。
事のついでに、この話を例に取り続けるなら、この時一瞬暴走し掛かった
八戒を押さえたものは、悟浄の卓越した腕力 ・・・ ではなく、顔面を殴打
されそうになっても除けずに冷静に見詰めていただけ、という態度の方
でした。
やはり、精神面での助けが大きいと言うことでしょう。
( つか、ここで変身後の八戒を腕力で抑えられるなら、最初から自分で
悟空を止めてますよね。(^_^;) はは ・・・ )
そんな訳で、悟浄には八戒を精神面で支えて来た人というイメージが強い
のですが、時には力で助けになれない現実に自分でも焦れてしまうことが
あるようです。
最初に挙げた遣り取りのあった、第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 と
その前回に当たる 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 では、特に悟浄が
そのように物理的な力の不足を痛感することが多かったようでした。
それでも不得意分野だからといって、全面的に白旗を掲げるでもなく、
諦めるでもないが、かといって出来ないことに背伸びして手を出し、却って
相手の足を引っ張ったりという失敗も無いのが、悟浄の長所です。
こういうバランス感覚の良さがこの人の持ち味なのでしょう。
常に役割は心得ている様子で、それを遂行出来る者の手助けに回ります。
しかしその遂行者が大抵、八戒ですので、これが自己に犠牲を強いる形
でなら幾らでも頑張ってしまい自身に構い付けないのが、悟浄には歯痒く
もあり、自身の力の不足に悩む所でもあるのでしょう。
「 代われ 」 のエピソードの中で、八戒が思い起こした会話とは、直前に
砂に埋まろうとする一行を独り踏ん張って防いだ後、眩暈を起こし、悟浄
の見ている前で地面に膝を着いてしまった際のものでした。
八戒 「 うぁ ・・・!」
悟浄 「 お?おぉぃ、八戒、格好付けやがって。
無茶すんじゃねえよ、この馬鹿っ!」
八戒 「 済みません。あは ・・・。」
悟浄 「 ・・・ 俺が惨めだろうが。」
八戒 「 悟浄 ・・・。」
( 第21話 『 Selfish 破滅への暴走 』 )

ここで言われた 「 俺が惨めだろうが。」 には、頼られなかった悔しさに拠
る不満と、力不足で頼らせ得なかった自分への無念の思いが入り交ざっ
ているような気がします。
「 済みません。あは ・・・。」 と誤魔化し笑いをした八戒に掛けられたこの
言葉と、その時の悟浄の苦しげな様子は、八戒に強い印象を与えたに
違い有りません。
そして、それが次の機会に功を奏したようで、苦しいことだからこそ人には
押し付けられない、何もかも自分が引き受けなくちゃならない、と考え勝ち
な八戒に、漸く 「 ええ、・・・ お願いします。」 という言葉を吐かせました。
毎回、遂行者に対するサポート振りも立派なのですが、超人的には描かれ
ていない分だけ、力及ばずとも為せることだけは、引き受けたいと考える
気持ちが貴重であるような気がしてきます。
そう言えば、天蓬にも危険な戦闘を独りで引き受ける癖が有って、捲簾に
咎められていましたよね。
外伝では天蓬が捲簾の上官であったため、捲簾には悟浄お得意の 「 この
馬鹿っ!」 の連発は出来ませんが、カエル灰皿に話し掛けて天蓬への
不満をアピールしていました。^^
天蓬が李塔天に直談判に行った際にも、捲簾を椅子に縛り付け、用件を
誤魔化して部屋を出たにも関わらず、捲簾は簡単に目的を察知して悟空
を助けに向かわせました。
「 捲兄ちゃんに頼まれたんだ。天ちゃんを連れ戻して来いって。」 と明かす
悟空に 「 そうですか ・・・。」 と天蓬が答える部分が、英語版アニメでは
「 そう。彼は知っていましたか。」 と具体的になっていて、こちらの方が
印象深かったと思います。
( 尤も、「 旦那 」 と揶揄される部分も、台詞を大量に盛り込める英語では、
矢鱈に具体的に侮辱されていて、こちらにはぞっとしましたが!!)
捲簾は、馬鹿呼ばわりもしませんが、馬鹿と呼ばなければ上位に立てない
ほど、天蓬と腕力に差が無く、実力で拮抗していたため、悟浄よりは余裕
を持って天蓬と付き合っていたようです。
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