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前々回の 「 気にするな (1) ~ 良く見ろ、俺は死んだか?~ 」、
前回の 「 気にするな (2) ~ 馬鹿猿ぅ~っ!!!~ 」 の続きです。
( 気にするな (1) http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/415/
  気にするな (2) http://akira1.blog.shinobi.jp/Entry/442/

今回は 「 三者三様 その3 」 として、 「 八戒編 」 をお送りします。
( ぜってぇ、そう名乗るような立派なモンじゃないって!)

台詞の抜書き部分の異様な長さに対する 言い訳 理由は、前々回・前回
と同じですので、主旨共々、前々回の前置き部分を参照して頂ければ
幸いです。


■■□―――――――――――――――――――□■■


( 暴走した悟空を止めたことで、更に重体に落ち込んだ三蔵が意識を
取り戻し、悟空にもそれが告げられるのだが、誰よりそれを待ち望んで
いたにも関わらず、いざとなると逃げ腰になる悟空 ・・・。)

八戒 「 あ~あぁ、静かにして下さいねー、隣にまで聞こえて
     ますから。 三蔵、目を覚ましましたよ。」
悟浄 「 ほ~、そんじゃ生臭い面でも拝みにゆくかぁ!
     ・・・ って、逃げんな、猿!」
悟空 「 やだよ、放せよぉ! 三蔵、ぜってぇ、無茶苦茶、
     激、怒ってるモン。 どんな顔して会えばいいんだよう!」
悟浄 「 ったく。さっきまで人一倍心配してウロウロしてたくせに!」
悟空 「 だって ・・・ 」
八戒 「 三蔵だってそこまで心の狭い人間じゃぁないですよ。
     多分!」
悟空 「 だってぇ ・・・ 」
八戒 「 だからって、このままで良いんですか?悟空?」
悟空 「 え? ・・・ それは ・・・ 」

( 2人に促されて三蔵に向かい合った悟空だったが、八戒の予想とは
大違いに、三蔵から思い切り怒鳴られ、ハリセンを振るわれる羽目に!
溜まりかねた悟空が八戒の所に逃げ戻り、目に涙を溜めて訴える。)

悟空 「 八戒~~!!全然ココロ狭くなくないじゃんかよぉ?」
八戒 「 だから ・・・ 多分って付けたでしょう?」


     - 幻想魔伝 最遊記
         第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -


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前回の三蔵編と同じ箇所から、話し始めています。

八戒は全編を通して、悟空に良くアドバイスをする人物ですが、その手法
は、他のメンバーや、世間一般とは、多少異なっているようです。
相手が子供の場合、平易な言葉を選んで、優しい口調で話し掛けはする
のですが、内容に関しては、相手が子供だという容赦を、ほとんどしよう
としません。
相手が子供であれ、是は是・非は非とはっきりさせ、そのことに妥協する
気は無いが、それを踏まえて助けを求めるなら、幾らでも手を貸そうと
いった姿勢を貫くようです。
自身も孤児として育ち、子供の時から現実の苦さを知っていたであろう
八戒には、相手の性別や年齢を理由に物事の是非を歪めてやることが
本当の親切とも言い切れないと、よくよく分かっていたのでしょう。

そういう厳しさを持ち合わせているためか、相手がかなり深刻な事態に
陥っている時でさえ、八戒のアドバイスには、殆どそれはこうです、と
いった解答や、この場合にはこうなさい、という命令が出て来ません。
常に、本人の希望を聞いた上で、「 それで良いんですか?」 と再考を
促す形を取り、自らの意見も精々が、「 こう考えたらどうです?」 という
提案としてしか示されないようです。

また、そのアドバイスを受けて行動した結果が不首尾であっても、同情
したり、気の毒がって、自分で代わりのものを用意してやったりも、余り
したがりません。
不首尾など、この先も幾らでも起こり得る、とでも言いたいのでしょうか?

この回では、それ以前に、三蔵が銃を投げ捨てているところを目撃して
いるため、何だかんだ言っても、三蔵が悟空を見捨てはしない、という
答えが見えていたという要素もあるのでしょうが、逃げ戻って来て抗議
している悟空に、平然と、多分を付け加えた ・・・ などと言ってのけます。

そう言えば、八戒は自身についても、良く 「 これは僕の意志です。」 と
言い添えることが多い人でしたよね。
相手が、かつての自分と同じように寄る辺が無く、世間から受ける視線も
冷たいものとならざるを得ないであろう悟空であれば、その場の取り繕い
をしてやるよりも、自分の本意に従った正しい判断の出来る方法を教えて
やりたいと思うのでしょうか?


八戒と悟空の間には、常に互いの本心を見抜いた上での信頼関係が
存在するように思えます。
八戒は悟空を、人が言うほどに粗野にも馬鹿にも見ておらず、口に出し
て褒めることこそ無いものの、長い期間を独りで生き抜いてきた悟空に、
彼ならではの、家庭でぬくぬくと育った者には無い強さや独立心を認め、
その点に対しては、強い信頼を置いているようです。

そしてまた実際に悟空は、八戒が期待している通りの強さを持っており、
八戒のこのような乱暴な処方にも良く耐えているとも思います。
いや、耐えられるだけでなく、八戒が自分にとって時々厳しい言い方を
するだけの存在ではないことも、心得ているようです。


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実は八戒は、表面上悟空に対して、自分で考えろとばかりに、「 このまま
で良いんですか?」 としか言ってやりませんでしたが、今回の事件でも、
それ以外のところで色々と画策 (?) もしていた様子でした。


( 意識を取り戻した直後、経過時間や、紅孩児の事しか聞かない三蔵に、
八戒が本来の気掛かりを察して。)

八戒 「 悟空なら悟浄と一緒に隣の部屋ですよ。」
三蔵 「 ふん!」
八戒 「 あれ ・・・ ? 違いました?」

( 微笑んでいる八戒に背を向けて、壁の方に寝返りを打ちながら ・・・。)

三蔵 「 知るか、あんな馬鹿。」
八戒 「 前に僕にこう言ったのは貴方でしたよね?
     足手まといは必要ない、って。」
三蔵 「 馬鹿は俺か ・・・。」
八戒 「 自覚あるなら、少しは大人しくして下さいね。
     迷惑ですから。」
三蔵 「 性格悪くなってねえか、お前?」
八戒 「 あは ・・・ いえ、すみません。ちょっと当たってるんです。
     僕と悟浄ではどうすることも出来なかった ・・・。
     暴走する悟空を前にして、その圧倒的な力に恐怖すら
     覚えました。
     あの時、止めてくれと頼まれたのは、僕なのに。
     出来なかった。そんな自分に腹が立つんです。
     しかも、このことが却って悟空を苦しめる結果になるから、
     尚更 ・・・。」

あくまで客観的な状況の説明だけを受けようとする三蔵の、本音の方に
答え、いきなり、「 悟空なら悟浄と一緒に隣の部屋ですよ。」 と教えて
やったかと思えば、それでも不貞腐れて見せる三蔵に、自分の八つ当り
だと断わり愚痴を垂れるという形をとった上で、暗に今回の悟空の暴走が
一応は歯止めを掛けた上での行為であったこと、頼まれていたのが自分
であったにも関わらず静止し切れなかったことを、三蔵に知らせています。
最後には、悟空が苦しんでいるとも、しっかり付け加えていますよね!

また、立ち上がって隣室に現れた三蔵に対する抗議も、同じように、
本当に三蔵に当て擦りをしているというよりは、悟空に対して、三蔵が
人の禁止令を破ってでも、会いに来てくれているのだと教えたがって
いる言葉のようです。

悟空 「 さ、三蔵 ・・・。」
悟浄 「 飼い主さんの御登場ってか?」
八戒 「 大人しくしてろって言ったはずなんですけどねぇ、
     ついさっき。」

八戒には、こういった表面上の宛先と、聞かせたい人物を違えた言葉が
数多く見受けられます。

そういえば八戒のこの特性は、清潔感覚その他が見る影も無いまでに
違えて描かれている前世の天蓬元帥との、一番の共通項になっている
ようですね。
天蓬時代には捲簾が良くそれを見抜いて、調子を合わせたり、逆にそれ
が天蓬にとって不利なものである時には、邪魔をしたりしていましたが、
その時代から悟空は見抜くの暴くのというよりは、寧ろ隠された善意の
方に鋭く反応を示す子供でした。
日本刀を振るって、自らも返り血に染まった天蓬にすら、「 僕が怖い
ですか?」 と聞かれて、一生懸命かぶりを振っていましたっけ!

他の子供・少年には兎も角、悟空に限っては、八戒のこうした癖のある
分かり辛い見守り方も、問題無く伝わっているように見受けられます。


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おまけですが、一件落着した後の、八戒と宿を借りている家の少年との
会話です。

少年 「 賑やかだね。」
八戒 「 えぇ。すみません。気にしないで下さい。
     何時ものことですから。」

そう言いながら、何時もの言い争いを繰り広げている3人を振り返った
八戒の表情が、穏やかで、心から楽しそうであったのが、何とも印象的
でした。

元々八戒には、今回に限らず、他の3人の他愛ない小競り合いに対して、
よく、「 平和ですね~♪」 と目を細めて笑っている場面がありましたよね?
前世・現世を通じて、メンバー中ダントツで一番血生臭い道程を歩んで
来もし、その血みどろの過去を仲間を得たことによって、一気に赦された
経験を持つこの人に限っては、その不可解な感想も、単なる本音の吐露
であって、あながち皮肉とも言い切れないのではないか?と、いう気が
わたしにはするのです!
 
 
 
 
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新着情報
( このブログ以外の場所に置いており、下欄の 「 最新記事 」 に載らない内容です )

「生存者」 ~ 蛙灰皿秘話 ~
 2008/11/11

「憐情」
 2008/10/16

「行くな!」君去りし後裏返し編
 2008/09/21

「風車」
 2008/09/04

「贈物」
 2008/08/27


 ご訪問ありがとうございます。


 ここには、最遊記についての

 エッセイ、その他の雑文を

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 (。・・。)(。. .。)ウン
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