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原作の漫画は外伝以外、英語版しか持っていませんので、原作の内容
をそこから逆起しした日本語で紹介すると、元と違ってしまうのが嫌だっ
たのですが、それでも以前から、各巻の冒頭に付いている人物紹介の、
悟空の欄にある、他の3人の悟空への関わり方が、短い言葉ながら的を
射て描かれていると感心しており、やはりここで少し触れることとしました。
本来の作者の言葉とは異なっている筈ですが、御了承下さい。
わたしの本では、その部分が、
“ this 18-year-old of superior health is made fun ofby Gojyo, yelled at
by Sanzo and watched over by Hakkai. ”
となっています。
「 この18歳の超健康体は、悟浄にからかわれ、三蔵にわめかれ、八戒に
見守られて育ちました。」
とでもいうところでしょう。
全く以ってその通りだと感じており、何時か一度、その検証(?)を兼ねて
「 暴走 」 という悟空本人が最も嫌がる失敗 ( と呼ぶのも酷ですが ) の
後の悟空に対する三者三様の対応の様子を書いてみたいな、と考えて
いました。
遅れ馳せながらアニメの方だけは、日本製のDVDを買いましたので、
アニメ版の台詞が分かるようになったのを良い機会に、ここから3回に
亘って、3人の台詞を紹介してゆきたいと思います。
台詞の抜き書き部分が矢鱈に長くなっていますが、どれも名言揃いで
削れない ・・・ というよりは、3人が3人とも、幾つかの台詞を考え合わせ
て捉えなければ、「 赦している 」 のか、「 慰めている 」 のか、「 怒って
いる 」 のかすらも判からない、ものの言い方をする為、長く書くしか
なかったという事情によるものです。
ま、この特徴は以前からもそうであったので、ここも既に、充分に名言集
とは掻き離れて、名場面集に変わり果てていますし、この言い訳にも、
何を今更 ・・・ の感がありますけれど!
という訳で ( って、脈絡失くしてるって!)、今回は 「 三者三様 その
1 」 ってことで、 「 悟浄編 」 をお送りします。 ( な立派なモンか?)
■■□―――――――――――――――――――□■■
( 重傷を負った三蔵を助けたい一心で、金鈷を外して紅孩児と闘い、
その後暴走した悟空が、負傷させてしまった悟浄の手当をしている。)
悟浄 「 あいててて ・・・ 痛てえよ、この馬鹿!
もっと優しく巻けねえのか!」
悟空 「 うるさいなぁ、我慢しろよ、こんくらい。
そんなに言うんだったら、八戒にやってもらえば
よかったろう?」
悟浄 「 てめえが着けた傷なんだから、責任取れっての。
この馬鹿猿!」
悟空 「 いいじゃんかよう、大したことなかったんだからさぁ。」
悟浄 「 肋骨三本も折っといて、何処が大したこと無ぇんだぃ、
あぁー?」
悟空 「 だから、悪かったって言ってんだろう?」
悟浄 「 ちったぁ反省しろっての。散々暴れまくった上、
独りで気持ち良く爆睡しやがって!」
( 元々自分でも気に病んでいたことを指摘されたのか、急に深刻になり、
しょげ返って、謝り始める悟空。)
悟空 「 ・・・ ゴメン 」
悟浄 「 ん?」
悟空 「 ホント ・・・ ゴメン 」
( 腕を回して、悟空を乱暴に引き寄せた悟浄が )
悟浄 「 ばーか。マジにすんなっての。
お前の取った行動は間違っちゃいねぇよ、少なくとも。
ああでもしなきゃ、紅孩児達を倒せなかっただろうが。
結果オーライじゃねえか、・・・ だろ?」
悟空 「 ん ・・・ だけど俺 ・・・ 記憶無かったけど、覚えてるんだ。
手が ・・・ 本気で殺そうとしてた。
紅孩児だけじゃなかったんだ。
悟浄や八戒や三蔵まで ・・・。 だから、俺 ・・・ 俺 ・・・ 」
( 気が晴れないどころか、更に落ち込み始めた悟空に、悟浄が頭を
めがけて足を振り下ろした。 )
悟空 「 わ!な、何すんだよ悟浄!?」
悟浄 「 なめてんじゃねぇぞ、こら!
てめえに殺されてやるほど落ちちゃいねえよっ。
第一殺されて詫びられるなんざ、真っ平御免だぁ。
良く見ろ、俺は死んだか?」
悟空 「 ん・・・あ・・・ああ ・・・ 」
悟浄 「 殺せなかっただろ?、ざまァみろォ。
大体、俺は死ぬなら美人と一緒って決めてんだよっ!
阿呆面のてめえになんか殺されるかっての、ほれっ 」
( 悟浄がもう一度、頭に足を振り下ろす。 )
悟空 「 痛ってえな、このエロ河童っ!」
- 幻想魔伝 最遊記
第22話 『 Devastation 闘いの果て 』 -

悟浄という人物は基本的に優しい性格の持ち主で、子供時代の自分に
ひと欠片の愛情も見せなかった養母にすら、反発することも無く、寧ろ
何とか気に入ってもらおうとして、せっせと尽くしていた、という経歴を
持っており、異母兄とも関係良好であった程ですが、結果、そのことが
養母を死に追いやってしまった過去を忘れ切れず、人と深く付き合うこと
を拒んでいる ・・・ といった風に描写されています。
八戒や三蔵・悟空との出会い以来、彼らには心を許す ( 八戒には文句
無く。悟空にもそれなりに。三蔵とも、彼にしては。 ・・・ ですが。) ように
なった様子ですが、では、誰にでも或いはどんな時でもそう出来るかと
いうと、それはまた、ちょっと違うように見受けられます。
誰にでも心を許せるようになど、なっていないのは勿論のこと、こころを
許している筈の仲間に対しても、相変わらず、荒ら過ぎる言葉で損をし、
態度の悪さでまた損をする ・・・ を繰り返しているような気がするのです。
態度や言葉遣い等々の表層には全く興味を示さない八戒には、それで
充分としても、悟浄をよく理解している筈の三蔵や悟空にまで、本気では
憎まれることこそ無いものの、しょっちゅう小競り合いを引き起こす原因
となっています。
とはいえ同時に、一見人当たりが良く、軽い付合いなら幾らでも ・・・ 式の
生活を続けてきた上、苦労人で、人の痛みが分かるという長所をも持ち
合わせている悟浄ですから、相手が本当に凹んでいる時、弱っている時
に追い討ちを掛けたりすることが無いのだけは確かなようですね。
暴走する自分を誰より嫌っている悟空が、ちょっとでも弱った気配を見せ
れば、この人の攻撃は直ちに終了してしまいます。
( 精神的なことを言っているので、頭に足を振り下ろしたことは、この際
問題にしないでおきましょう^^ )
いや、他の2人が先々の事を考える所為か、「 それで良かった 」 とまでは
認めていないのに比して、彼だけが、はっきりと悟空の行為を追認して
いるとも受け取れる程に、気前良く悟空を赦し容れています。
わたしには、これがこの人の最大の持ち味だ、という気がしています。
別にアニメにであれ原作にであれ、そういう解説がしてある箇所があった
訳でも無いのですが、養母に 「 お前が生まれて来なかったら!」 と、
行為の善し悪しに関係無く、己の存在自体を拒まれ続けて来た悟浄には、
他人にも同じ思いを味合わせたくない、という気持ちが無意識に働くの
ではないでしょうか?
普段の悪口の応酬の中でなら兎も角、相手が落ち込んでいる場合には、
行為は咎めても、決してその相手の行為の意義や存在自体までは否定
しようとはしない、といった信念が垣間見られる場面が、他にも数多く
あるのも、この人ならではだと思われます。
このことを考える時、「 結果オーライ 」 という通常なら無責任とも取れる
文言も、少なくとも悟浄が相手に向けている時には、行為に対する追認で
あって、自分がされたように相手の存在を否定し、「 お前が居なければ
良かったのに!」 の意に取らせる事態を回避しようとする、彼流の気遣い
の表現ではないのかと思えてくるのです。
それ故 「 殺されかけた 」 という極めて重い事実が、 「 俺は死んだか?」
のような、死んでおればその質問が有り得ない以上、全員必ず赦される
に決まっている、決して何者をも切り捨てることのない、こんな台詞になる
のではないでしょうか?
ま、1300人の妖怪 ( と、実は人間も! ) を殺してきたと打ち明けられ、
関係を持っていた恋人が、双子の姉だと聞かされても、もう2度と八戒に
「 軽蔑します?」 といった質問はさせまいと、決心しただけであったと
いう、とんでもない実績 (?) もあることですし、たかだか自分が肋骨を
へし折られたこと程度、悟浄にとっては大したことでも何でも無かったの
かも知れませんが ・・・ 。
外伝の方の捲簾大将も、似たような気性で、弱っている者、不利な立場
に追い詰められている者を、無条件で庇ってやれる度量の大きさがあり
ました。
悟浄は、前世の性格を一番強く残している人物かも知れません。
また、空き缶を灰皿にするくらいのルール違反には鈍感でも、困っている
者は絶対見捨てられない、といった種類の正義感は常に保ち続けている
ところも、実に魅力的だと思います。
( いや、逆に、本当に怒らせたら、地形をも変えかねない力をぶつけられ
る人が、空き缶の吸殻を気にしているのも、それはそれで面白いと感じ、
好きになれるタチですが ・・・ ^^ )
まぁ、悟浄という人は、度量の大きい正統派の正義漢ということで、こう
いった場合の悟空には、頼もしい兄貴分なのではないでしょうか?
そして、相手に合わせて ・・・ というこの気遣いが、普段の、子供っぽく、
無邪気で、少々うるさいくらいの悟空に向けられる時には、子供と同水準
で喧嘩をし、大真面目に食べ物の奪い合いをするなどという、行動にも
繋がっているような気がしますよね?
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